ダッカ大学(University of Dhaka)|1921年創立・バングラデシュ最古の国立大学と独立運動の中心
ダッカ大学(1921年創立)—バングラデシュ最古の国立大学。独立運動を牽引した歴史と学生・教員の足跡、教育・研究の現状を詳述。
ダッカ大学(University of Dhaka、略称:DU)は、現代バングラデシュで最も古い大学である。英国統治時代の1921年に創設された。バングラデシュの近代史を語る上で重要な存在です。インド分割の後、同大学はパキスタンの進歩的で民主的な運動にとって重要な存在となりました。ベンガル民族主義の台頭とバングラデシュの独立に中心的な役割を果たしたのは、この大学の学生と教師たちです。
現在では、学生数33,000人、教員数1,800人を擁するバングラデシュ最大の公立大学となっています。
歴史と社会的役割
ダッカ大学は1921年に設立されて以来、単なる高等教育機関にとどまらず、地域社会や国家の政治・文化運動の中核として機能してきました。特に1952年のベンガル語運動(Language Movement)や1971年の独立戦争(Liberation War)において、学生や教職員が牽引的役割を果たし、多くの犠牲とともに国民的記憶に刻まれています。キャンパス内外で行われる政治的・文化的活動は、今日でも大学の重要な特色です。
学術構成と教育
ダッカ大学は、人文・社会科学・自然科学・応用科学・法学・経済学・経営学など、幅広い分野にわたる学部と大学院を擁しています。各学部は多数の学科・研究科を抱え、基礎研究から応用研究、地域課題への取り組みまで多様な研究活動が行われています。大学内には研究所や専門センターも設置されており、国際共同研究や学術交流にも力を入れています。
キャンパスと施設
本学の主キャンパスはダッカ中心部に位置し、歴史的建造物であるCurzon Hallなどの象徴的建物が存在します。中央図書館や各学部の図書室、講義棟、研究施設、学生寮(ホール)、スポーツ施設、文化ホールなどが整備され、学生生活を支えています。キャンパスは学術と文化の拠点として市民にも開かれ、公開講座や展覧会などが開催されることもあります。
学生生活と文化
ダッカ大学では学生政治が古くから盛んで、学内選挙やデモ、討論会などを通じて若者の社会参加が活発に行われています。また、演劇、音楽、文学、スポーツといった文化・課外活動も活発で、多くの文化人や指導者を輩出してきました。ホール単位の共同生活や学内クラブは学生交流の重要な場です。
国際連携と評価
国際的な大学や研究機関との交流・協定を通じて、留学・共同研究・学術会議への参加など国際化を進めています。国内外の研究資金を得て、多様な分野で成果を上げており、バングラデシュ国内の高等教育を牽引する存在として広く認識されています。
まとめ
ダッカ大学は、1921年の創立以来、教育・研究の中心地であると同時に、社会変革や文化形成の重要な舞台であり続けています。多様な学問分野と豊かな学生文化を背景に、現在もバングラデシュの知的・社会的発展に大きく貢献しています。
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