ウェプワヴェット

後期エジプト神話では、ウェプワヴェット(ウプアウトとも表記される)はもともと戦争の神であり、上エジプトのアシュウトを崇拝の中心としていた。彼の名前は「道の開拓者」を意味し、しばしば太陽船の船首に立つ狼として描かれる。ウェプワヴェットは、軍隊が前進するためのルートを確保するために出て行く斥候と見なす解釈もある。シナイ半島の碑文には、WepwawetがSekhemkhet王の勝利のために「道を開く」と記されているものがある。

やがて戦争、つまり死と結びついたウェプワヴェットは、死者の霊のためにドゥアトへの、そしてドゥアトを通る道を開く者ともみなされるようになった。


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