ベネディクト・ティモシー・カールトン・カンバーバッチCBEBenedict Timothy Carlton Cumberbatch CBE)(1976年7月19日生まれ)は、イギリスの俳優。シャーロック』(2010年)のシャーロック・ホームズ役、スパイスリラー『ティンカー・テーラー・ソルジャー・スパイ』(2011年)のピーター・ギラム役、『ホーキング』(2004年)のスティーブン・ホーキング役、『アメイジング・グレイス』(2006年)のウィリアム・ピット役、アカデミー賞にノミネートされた『イミテーション・ゲーム』のアラン・チューリング役などが有名。

また、『ラストエネミー』(2008年)ではスティーブン・エザードを、『贖罪』(2007年)ではポール・マーシャルを、『スモール・アイランド』(2009年)ではバーナードを、『スタートレック イントゥ・ダークネス』ではカーンを演じた。

彼は『ホビット』(2012年)でスマウグというキャラクター、そしてネクロマンサーの声を担当した。カンバーバッチは2013年の映画『フィフス・エステート』でジュリアン・アサンジを演じた。彼は2013年にエンパイア誌の「最もセクシーな映画スター100人」で1位にランクインしました。2014年にはTIME誌の「世界で最も影響力のある人物」に選ばれた。

経歴と教育

カンバーバッチはロンドンのハマースミスで生まれ、俳優の両親のもとで育ちました。若い頃から舞台や演技に親しみ、英国の学校で教育を受けた後、大学で演劇を学び、舞台演技の訓練を受けてプロの俳優としての基礎を築きました。舞台、テレビ、ラジオ、映画と幅広い媒体で経験を積み、特に英国の舞台(ナショナル・シアターなど)での活躍が俳優としての評価を高めました。

代表作と演技スタイル

テレビドラマ『シャーロック』でのシャーロック・ホームズ役により国際的な知名度を得ました。冷静で分析的な役柄から、感情の起伏が大きい歴史的人物の演技、声の演技やモーションキャプチャーを用いたファンタジー作品まで、多彩な役をこなすことで知られています。近年はマーベル・シネマティック・ユニバースでのドクター・ストレンジ役や、大作映画での主要な役どころなど、商業映画でも重要な存在になっています。

受賞・評価

カンバーバッチは演技力が高く評価され、映画・テレビで多数のノミネーションと受賞歴があります。特に映画『イミテーション・ゲーム』でのアラン・チューリング役はアカデミー賞主演男優賞ノミネートにつながり、テレビの演技でも国際的な賞の候補や受賞を経験しています。また、英国や海外のメディアから「影響力のある人物」や人気ランキングの上位に挙げられるなど、俳優としての評価と人気の両方を獲得しています。公的な栄典としてはCBE(英国帝国勲章コマンダー)を受けています。

私生活と社会活動

私生活では舞台演出家のソフィー・ハンターと結婚しており、家族と共に生活しています。俳優としての活動のほか、チャリティ活動や社会課題への関与も行っており、難民支援や教育、保健などさまざまな分野を支援しています。公の場で演劇や映画の普及、文化的な活動を推進する発言をすることもあります。

総評

ベネディクト・カンバーバッチは、確かな舞台経験に裏打ちされた幅広い演技力と独特の存在感で映画・テレビ・舞台で活躍する俳優です。商業作品から芸術性の高い作品まで多岐にわたる役柄を演じ分け、国際的に高い評価を受け続けています。