フレデリック・"フレッド"・ロッサー(1979年11月2日生まれ)は、アメリカのプロレスラーで、WWEではリングネームをダレン・ヤングとして活動している。リング上では力強いぶつかり合いと運動能力を活かしたスタイルで知られ、タイタス・オニールとのタッグチーム「プライムタイム・プレイヤーズ」の片割れとして広く認知されている。

経歴(独立団体での活動)

WWEと契約する前のロッサーは、Frederick of HollywoodFred Rosser、および「ボネクラッシャー」フレッド・サンプソンなど、いくつかのリングネームで活動していた。Chaotic Wrestling、East Coast Wrestling Association、Independent Wrestling Federation、National Wrestling Allianceなど、北東部と中部大西洋地域の独立系プロモーションを中心に参戦し、実戦経験と技術を積み重ねた。

WWEでのキャリア

2010年初頭にWWE NXTの第1シーズンに参加し、テレビ露出を得た。6月7日のRawで、デビュー時にネクサスの一員として登場したが、その後の展開でジョン・シナとの試合に敗れ、ネクサスの内部抗争の末にグループから離脱した。

その後はタッグチームとしての活動が目立ち、タイタス・オニールとのコンビ「プライムタイム・プレイヤーズ」で多くの対戦カードに出場した。チームはリング上での存在感とエンターテインメント性を兼ね備え、テレビ番組や大会で一定の注目を集めた。

カミングアウトとその影響

2013年8月15日、ヤングはTMZのインタビューで自分がゲイであることを公表した。これにより、ヤングはWWEの現役選手としてはメジャー団体と契約中に性的指向を公表した初のケースとされ、大きな反響を呼んだ。

発表後、WWEはヤングを支持する声明を出し、同僚レスラーや関係者からも支持の声が多数寄せられた。一方でメディアやファンの反応は多様で、同発言がプロレス界やスポーツ界におけるLGBTQ+の可視化や議論を促すきっかけになったと評価されている。

私生活と評価

リング上の実績に加え、ヤングのカミングアウトはプロレス界における多様性の問題を前面に押し出す出来事となった。WWEや関係者による公のサポートは、職場としての包摂性を示す一例としても注目されている。プロとしての活動は継続しつつ、彼の発言は多くのファンや若い選手にとって励ましやモデルケースとなった。

総じて、フレデリック・"フレッド"・ロッサー(ダレン・ヤング)は、独立団体での経験を経てWWEの舞台で活躍し、リング外では性的指向を公表することでプロレス界における重要な話題を作った人物である。