ジャド・トランプ(1989年8月20日生まれ)は、ブリストル出身のイギリス人プロスヌーカープレーヤーです。ジュニア時代から注目され、プロ転向後は世界屈指の攻撃的なプレースタイルで知られ、数多くの主要タイトルを獲得してきました。通算で多くのランキングタイトル(記事作成時点で17タイトル)を保持しており、世界ランキング1位を経験しています。
経歴(概要)
ジュニア時代にイギリスのUnder-13、Under-15大会で優勝し、Under-21の世界大会で準決勝に進出するなど早くから頭角を現しました。2005年、16歳でプロに転向して以降、ツアーで着実に力をつけていきます。
主な成績と転機
トランプのキャリアにはいくつかの重要な転機があります。
- 2011年のチャイナオープンでは決勝でセルビーを10–8で破り、自身初のランキングタイトルを獲得しました。
- 同年の世界選手権では決勝に進出しましたが、ジョン・ヒギンズに敗れて準優勝に終わりました(2011年)。
- 2011年末の全英選手権(UK選手権)ではマーク・アレンを10–8で破り、この大会を制しました。
2018–19シーズン:三冠完成と黄金期
2018–19シーズンはトランプのキャリアで特に重要なシーズンとなりました。年明けのマスターズ決勝でロニー・オサリバンを10–4で破り初のマスターズ優勝を飾り、その後の世界スヌーカー選手権でも決勝でヒギンズを18–9で破って自身初の世界タイトルを獲得しました。このシーズンの結果により、トランプはプロスヌーカー界で最も権威ある三冠(トリプルクラウン:全英選手権、マスターズ、世界選手権)を達成した選手の一人となりました。また、このシーズンは賞金面でも飛躍を見せ、1シーズンで100万ポンドを超える賞金を獲得した最初の選手の一人になりました。
プレースタイルと特徴
トランプは非常に攻撃的なブレークビルディング(連続得点)の能力を持ち、ロングポットやコントロールされたノンストップの展開で相手を圧倒するスタイルが持ち味です。観客を沸かせる華麗な攻めの技術と、フレームを一気に決める破壊力ある得点力が特徴で、相手の精神面にプレッシャーを与えることが多い選手です。
記録・特筆事項
- 若年時からの安定した成長と、短期間での主要タイトル獲得。
- 2018–19シーズンの成功により、三冠制覇を達成。
- 多数のランキングタイトル(記事作成時点で17)を獲得し、世界トップクラスの成績を維持。
人物・私生活
ブリストル出身で、ジュニア時代から国内外の大会で経験を積んできました。メディア対応やファンサービスにも定評があり、若手時代から多くのファンを獲得しています。ツアー外では練習時間を重視し、テクニックと体調管理の両面で自己管理を徹底するタイプとされます。
トランプはその華麗なプレーと勝負強さで現代スヌーカー界を代表する一人であり、今後も国際大会での活躍が期待されています。