ケンバ・ウォーカー:コネチカット大をNCAA制覇に導いたNBAオールスターPG

ケンバ・ハドリー・ウォーカー(1990年5月8日生まれ)は、アメリカのプロバスケットボール選手。生まれはニューヨーク市ブロンクス地区で、地元の名門ライス高校を経てコネチカット大学(UConn)に進学しました。2011年のNBAドラフトではシャーロット・ボブキャッツから全体9位で指名されプロ入りしました。プロでは主にポイントガードを務め、高い得点力とボールハンドリング、クラッチプレーで知られています。かつてはボストン・セルティックスに所属していたこともあります。

大学時代(UConn)

  • UConnでは2008年から2011年までプレーし、3年目の2010–11シーズンにブレイク。チームを2011年のNCAAトーナメント制覇に導き、トーナメント最優秀選手(Most Outstanding Player)に選ばれました。決勝ではバトラー大学を相手にチームを優勝に導きました(決勝スコアはUConn 53–41)。
  • 同シーズンは得点力も高く、全国でも上位の得点王争いに入り、各種のオールアメリカン表彰(ファーストチーム候補)に名を連ねるなど個人成績・評価ともに高い評価を得ました。

NBAでの歩みと実績

  • 2011年ドラフトでシャーロットに入団後、俊敏なドライブとダブルチームを打ち崩す得点力でチームの顔となり、フランチャイズのリーダーとして長年活躍しました。
  • NBAオールスター出場は3回(複数シーズンにわたり選出)で、リーグを代表する得点型ポイントガードの一人として認められています。
  • その後はボストン・セルティックスへ移籍するなど、複数のチームでプレー。キャリア中には得点面での爆発力を見せる試合もあり、観客を沸かせるプレーが印象的です。
  • 一方で、キャリア後半は膝などの故障に悩まされる時期もあり、これがプレータイムやパフォーマンスに影響を与えた場面もありました。

プレースタイルと特徴

  • 身長はリーグ平均より小柄ながら、素早い一歩目と抜群のハンドリングでディフェンスを切り裂き、ペイント内での得点やミドルレンジのプルアップシュートを得意とします。
  • ボールを持っての状況判断やチームを牽引するリーダーシップ、終盤での得点力(クラッチタイムでの強さ)も大きな武器です。

個人生活・社会貢献

  • 地元コミュニティへの貢献や若い選手の育成に関心を持ち、チャリティやイベントにも参加するなどオフコートでも積極的に活動しています。
  • UConnでの優勝など大学時代の活躍は母校のレジェンド的存在として語り継がれており、地元ファンや大学バスケットボール界に大きな影響を残しています。

ケンバ・ウォーカーは、小柄ながら得点力と闘志でチームを引っ張ったポイントガードとして記憶される選手です。大学でのNCAA制覇とNCAAトーナメントMVP、NBAでの複数回のオールスター選出といった実績は、その卓越した競技能力と勝負強さの証と言えるでしょう。


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