ルピタ・ニョンゴ(1983年3月1日生まれ)は、ケニア出身の女優、作家、活動家である。メキシコ・シティでケニア人の両親のもとに生まれ、ケニアで育った後、Hampshire Collegeで学び、イェール大学のSchool of Dramaで演技のMFAを取得した。舞台での経験を経て映画に進出し、国際的な評価を受けるようになった。

経歴と主な業績

ニョンゴのハリウッド進出作は、スティーヴ・マックイーン監督の映画 12 Years a Slave(2013年)で、奴隷として過酷な運命に翻弄されるパツィー役を演じた。この演技により翌2014年にアカデミー賞(助演女優賞)を受賞し、一躍世界的スターとなった。

受賞後も幅広いジャンルの作品に出演しており、SF超大作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)ではモーションキャプチャーと声のパフォーマンスで印象を残し、またジョン・ファヴロー監督の実写版 ジャングル・ブック(2016年)では声の出演を果たした。さらに、マーベル映画『ブラックパンサー』(2018年)やジョーダン・ピール監督のホラー作品『Us/アス』(2019年)、歴史アクション『The Woman King』(2022年)など、多彩な役柄で高い評価を得ている。

受賞・評価

  • アカデミー賞(助演女優賞)受賞(2014年) — 12 Years a Slaveでの演技に対して。
  • 英国アカデミーのライジング・スター賞ノミネート(2014年)
  • 各種メディアの表紙を飾る(例:Dazed & ConfusedW magazine)や、PEOPLE誌の「世界で最も美しい人」選出(2014年)

その他の活動

ニョンゴは演技活動に加え、子ども向けの絵本『Sulwe』を執筆(2019年出版)し、人種や肌の色に関する自己肯定感の重要性を訴えるなど、社会的テーマにも積極的に取り組んでいる。多言語を話し、アフリカ大陸や世界に向けた文化的発信や若者・女性のエンパワーメントに関わる活動も行っている。

主なフィルモグラフィ(抜粋)

  • 12 Years a Slave(2013年) — パツィー役
  • スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年) — モーション/声の出演
  • ジャングル・ブック(2016年) — 声の出演
  • ブラックパンサー(2018年) — ナキア役
  • Us/アス(2019年) — アデレード・ウィルソン役
  • The Woman King(2022年) — 主要キャスト

ルピタ・ニョンゴは、演技力とカリスマ性を兼ね備え、映画界での存在感を確立するとともに、執筆や社会活動を通じて幅広い影響力を持ち続けている。