バイエルンのマリア・アンナ・ヴィクトリア
バイエルン公マリア・アンナ・ヴィクトリア(1660年11月28日 - 1690年4月20日)は、大王太子ルイの妻である。フランス王ルイ15世の父とスペイン王を含む3人の息子をもうけた。フランスではマリー・アンヌ・ヴィクトワール王太子妃として知られる。メディチ家最後のトスカーナ大公妃であるバイエルン家のヴィオランテ・ベアトリーチェの妹である。宮廷では単にマダム・ラ・ドーフィンヌと呼ばれた。
バイエルン選帝侯フェルディナンド・マリアとサヴォワ家のヘンリエッタ・アデライデの娘である。
子供たち
- ブルゴーニュ公ルイ(1682年8月16日 - 1712年2月18日)は、ブルゴーニュ公で後にフランス王太子となる。2番目のいとこであるサヴォワ家のマリア・アデライドと結婚し、後のフランス王ルイ15世を産んだ。
- フランス王フィリップ(1683年12月19日 - 1746年7月9日)、「アンジュー公」(後のスペイン王)、1700年にスペイン王となり、2番目のいとこであるサボイ家のマリア・ルイサと結婚して子供をもうけ、エリザベート・ファルネーゼと再婚して後のフランスのドーフィネなどの子供をもうけました。
- フランスのベリー公シャルル(1686年7月31日 - 1714年5月5日); 従兄弟のマリー・ルイーズ・エリザベス・ドルレアンと結婚し、子供をもうけたが、1年以上生存した者はいなかった。
最初の2人の息子を通じ、現スペイン国王や現ルクセンブルク大公を先祖に持つ。
タイトルとスタイル
- 1660年11月28日~1680年3月7日 バイエルン公爵夫人マリア・アンナ・ヴィクトリア殿下
- 1680年3月7日~1690年4月20日 フランス王太子妃(Son Altesse royale, "Madame la Dauphine"。)


バイエルン王国のマリー・アンヌ・ヴィクトワールがフランス王太子妃になった時の紋章。