Timothy Henry "Tim" Henman OBE(1974年9月6日生まれ)は、オックスフォード出身のイギリスの元テニスプレーヤー。現役時代は安定したサービスとネットプレーを軸にしたサーブ&ボレーを得意とし、芝のコートで特に強さを発揮した。引退後も解説者や大会アンバサダーとしてテニス界に携わっている。

ウィンブルドンでは何度も準決勝に進出し、1970年代以降、英国のテニスプレーヤーとして初めて準決勝に進出した。グランドスラムの準決勝に6回進出し、シングルスで通算11個のタイトルを獲得した。世界ランキングは最高で4位に到達し、現役時代はアディダスとスレイゼンガーのスポンサー契約を結んでいた。2007年に現役を引退し、引退時には過去20年間で最も成功したイギリス人テニスプレーヤーの一人と評価された。

経歴の要点

  • プロ転向後は主にシングルスで活躍し、ATPツアーで通算11勝を記録。
  • グランドスラムでは合計6回準決勝進出。特にウィンブルドンでは複数回(1998年、1999年、2001年、2002年)にわたり準決勝進出を果たし、UKで絶大な人気を博した。
  • デビスカップでも長年イギリス代表として出場し、チームを牽引した。

プレースタイルと評価

  • サーブ&ボレー主体:前に出てラリーを終わらせる積極的なネットプレーが特徴で、芝のコートで高い勝率を残した。
  • メンタリティ:安定感と冷静な試合運びで粘り強く、英国のテニスファンからは「ヘンマニア(Henmania)」と呼ばれるほどの支持を受けた。
  • 影響:彼の成功は1990年代後半から2000年代初頭にかけての英国テニス人気の復活に大きく寄与した。

主な成績

  • グランドスラム準決勝進出:計6回(うちウィンブルドン準決勝進出は複数回)
  • ATPツアー単独優勝:11回(シングルス)
  • 最高世界ランキング:4位(自己最高位)

引退後の活動

  • 2007年の現役引退後はテニス解説者としてテレビ出演を続けるほか、ジュニア育成や大会運営などで英国テニス界に貢献している。
  • チャリティ活動やイベント出演を通じて、テニス普及や若手支援にも注力している。

ティム・ヘンマンは、勝利数やランキングだけでなく、英国におけるテニス人気を高めた立役者として広く記憶されている選手である。