ヴェロニカ・ラザール|ルーマニア出身のイタリア映画女優
ルーマニア出身で、イタリア映画および国際映画界で長年活躍した女優。ベルナルド・ベルトルッチ監督の『ラストタンゴ・イン・パリ』『シェルタリング・スカイ』などの性格俳優として知られる。
概要
ヴェロニカ・ラザール(1938年10月16日 – 2014年6月8日)は、ルーマニア出身の女優。1960年代から2010年代初頭にかけて、イタリア映画と国際映画で親しまれた存在となった。助演や性格俳優として起用されることが多く、静かな迫力と、短いながらも印象に残る登場に深みを与える力が評価された。彼女の経歴はとりわけベルナルド・ベルトルッチ監督作品と結び付けて語られることが多いが、ヨーロッパの幅広い作品に出演した。
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1 画像キャリアとスクリーン上の人物像
ラザールの出演作は、アートハウス系作品から主流の映画作品まで多岐にわたる。スターとして前面に立つ役よりも、強さと落ち着きを備えた存在感が求められる役柄、すなわち隣人、相談相手、主人公を取り巻く感情世界を形作る人物を演じる傾向があった。彼女の演技は繊細さと内に秘めた抑制によって特徴付けられ、役に応じて共感、神秘性、あるいは道徳的な権威を感じさせた。多言語によるアンサンブルや国際共同製作にも参加し、イタリア語、フランス語、英語による作品に貢献した。
主な映画
1970年代以降の注目度の高い作品群、とりわけベルトルッチ監督作への出演でよく知られている。主な作品は以下のとおりである。
- ラストタンゴ・イン・パリ — ラザールが助演として出演した、初期の物議を醸したベルトルッチ作品。
- La Luna — 複雑な家族劇に息づく人物像を演じる力を示した、ベルトルッチとのもう一つの共同作業。
- The Sheltering Sky — ポール・ボウルズの小説を映画化した20世紀後半の作品で、その雰囲気とアンサンブル・キャストで注目される。
- Besieged — ラザールが作品の空気感に深みを加えた、後年のベルトルッチ作品。
- Me and You — 2010年代に公開された、彼女にとって最後期の映画出演の一つ。
私生活と出自
ルーマニアに生まれたラザールは、1960年代にイタリアへ移住し、そこで生活とキャリアを築いた。1966年、イタリアの演劇・映画界で著名な俳優・監督アドルフォ・チェリと結婚し、その関係は彼の死まで続いた。夫妻にはレオナルドとアレッサンドラの2人の子があり、それぞれ監督、女優として映画界で活動した。ラザールは主にローマで暮らし、仕事をしながら、数十年にわたり映画界で活動を続けた。
評価と意義
主役級の扱いを受けることはまれだったものの、ヴェロニカ・ラザールは助演に確かさと繊細なニュアンスをもたらした俳優として記憶されている。主要な監督たちとの仕事は、20世紀後半の影響力あるヨーロッパのアート映画のいくつかを形作る一助となり、彼女の存在はそれらの作品の感情的な質感に寄与している。2014年6月8日に死去し、国際映画の観客から評価され続ける作品群を残した。
夫についての詳細は、アドルフォ・チェリのページを参照。
著者
AlegsaOnline.com ヴェロニカ・ラザール|ルーマニア出身のイタリア映画女優 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/132517