本文へ移動

1710年代(1710年~1719年):戦争・継承・啓蒙初期の変化

1710年代の概説。主要な戦争と条約、王朝の交代、植民地の変動、文化作品、科学の進展、主な出生者と死去者を取り上げる。

1710年代は、1710年から1719年までを指す。長期にわたる戦争が終結へ向かい、王朝が交代し、植民地帝国の拡大とともに啓蒙主義初期の思想が広がった過渡期の10年間であった。軍事衝突、外交的な和解、金融上の革新がヨーロッパと海外の政治を形づくり、文学、科学、都市の建設は、今日まで記憶される文化的足跡を残した。

政治と戦争

この10年間には、スペイン継承戦争の終盤が含まれる。同戦争は1713年のユトレヒト条約をはじめとする諸条約によって終結したが、ヨーロッパ各地では大国間の対立が続いた。1714年にグレートブリテン女王アンが死去すると、ジョージ1世によるハノーヴァー朝の王位継承が実現し、1715年にはジャコバイトの反乱が起こった。フランスでは、長期にわたり君臨したルイ14世が1715年に死去し、幼少のルイ15世のための摂政期に入った。北欧・東欧では、大北方戦争とピョートル大帝のもとでのロシアのバルト海における役割の拡大が、地域を大きく変えた。

植民地、海賊行為と金融

条約と軍事行動は植民地領有を再編した。ユトレヒト条約(1713年)は、北アメリカおよび海外の領土を再配分した。カリブ海と大西洋では海賊行為が最盛期を迎え、10年の後半には法的措置と海軍による取締りが強化された。イギリスの南海会社やフランスの銀行設立構想など、新たな金融機関・会社は、1720年代のより広範な市場の発展につながる事業を始めた。

文化、科学と都市建設

この時代には、後世に残る文化作品と都市の創設が生まれた。ダニエル・デフォーの『ロビンソン・クルーソー』は1719年に刊行され、作曲家や思想家もヨーロッパ各地で活動した。ロシアなどの国家では、科学的・行政的な改革が進展した。北アメリカでは、フランスが1718年にニューオーリンズを建設し、同地は重要な植民地港となった。

主な出生者と死去者

  • 主な出生者:哲学者デイヴィッド・ヒューム(1711年)をはじめ、18世紀半ばの思想を形づくる人物たち。
  • 主な死去者:フランス王ルイ14世(1715年)、グレートブリテン女王アン(1714年)など。

1710年代は、後の18世紀に起こる変革の陰に隠れがちである。しかし、王位継承の危機、領土の再編、金融上の実験、文学作品の創作という政治・経済・文化の諸様式を定め、それらはその後の世紀に影響を及ぼした。

著者

AlegsaOnline.com 1710年代(1710年~1719年):戦争・継承・啓蒙初期の変化

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/133494

共有