巴里のアメリカ人(1951年の映画)|ミネリ監督のMGMミュージカル
ヴィンセント・ミネリ監督、ジーン・ケリーとレスリー・キャロン主演による1951年のMGMミュージカル。ジョージ・ガーシュウィンの音楽、長大なバレエ場面、アカデミー賞6部門受賞で知られる。
概要
『巴里のアメリカ人』は、ヴィンセント・ミネリ監督による1951年のアメリカ合衆国のミュージカル映画である。物語は、戦後のパリで暮らすアメリカ人退役軍人で画家の男性が、芸術を追求しながら複雑な恋愛関係に向き合う姿を描く。本作はジョージ・ガーシュウィンの音楽を翻案し、取り入れており、管弦楽曲の主題とポピュラー歌曲の編曲を融合させ、物語と振付による場面の双方を支える映画音楽を生み出している。
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2 画像あらすじと主題
物語の中心となるのは、芸術家としての志、報われない恋、そして幻想と現実の間にある緊張である。本作は筋書きの展開だけに依拠するのではなく、音楽と動きを通じて人物像や感情をしばしば前進させる。パリはロマンティックに描写され、視覚的デザイン、衣装、ダンスが表現の中核的要素として際立っている。
出演者と製作
主演は、振付にも貢献したジーン・ケリーである。また、本作はフランス人ダンサー・女優のレスリー・キャロンを国際的な観客に紹介した。助演にはオスカー・レヴァント、ジョルジュ・ゲタリー、ニナ・フォックらが名を連ねる。製作と配給は、ハリウッドのスタジオ時代に豪華なミュージカル作品で知られたメトロ・ゴールドウィン・メイヤーが担った。
音楽と振付
本作の音楽は、ガーシュウィンの演奏会用作品と歌曲を映画ミュージカルの表現へと翻案したものである。振付は、躍動的なタップダンスや群舞から、題名の着想源となった管弦楽による交響詩に合わせた長大なバレエ的シークエンスまで幅広い。この長いダンス場面は、セット・デザイン、色彩、衣装、撮影構図を一体化させた点で注目され、ハリウッド・ミュージカルの形式における頂点の一つとして広く引き合いに出されている。
評価と受賞
公開時、本作は批評面・興行面の双方で大きな注目を集めた。アカデミー賞では8部門にノミネートされ、作品賞を含む6部門を受賞した。批評家と映画史家は、その野心、視覚的な創意、そして映画ミュージカルの表現可能性を広げたことを高く評価してきた。
遺産と保存
時を経て『巴里のアメリカ人』は、スタジオ製ミュージカルの古典と見なされるようになった。本作はジーン・ケリーの俳優兼振付家としての評価を確固たるものにし、レスリー・キャロンの映画俳優としてのキャリアを始動させた。修復やホームビデオでの発売も行われており、音楽、ダンス、映画的デザインの総合として、回顧上映や映画研究で現在も上映・研究され続けている。
補足
- この企画は、作曲家の演奏会用作品を物語映画へ翻案し、管弦楽素材を劇伴として、また長いダンス場面の基盤として用いた例である。
- ジーン・ケリー、ヴィンセント・ミネリ、デザイナー、編曲者の協働は、今日も影響力を保つ統一的な視覚・音楽言語の形成に寄与した。
- アーカイブ写真、製作時のスチール写真、当時の宣伝資料については、公的および機関所蔵のスタジオ・コレクションや映画アーカイブを参照できる。
著者
AlegsaOnline.com 巴里のアメリカ人(1951年の映画)|ミネリ監督のMGMミュージカル Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/134559