コーパス・クリスティ・カレッジ(ケンブリッジ大学):1352年創立の歴史と見どころ

コーパス・クリスティ・カレッジ(ケンブリッジ)1352年創立の歴史と見どころを徹底紹介。ヨーロッパ最古のオールド・コート、コーパス・クロック、パーカー・ライブラリーの秘話と観光ガイド。

著者: Leandro Alegsa

コーパス・クリスティ・カレッジ(正式名称:The College of Corpus Christi and the Blessed Virgin Mary)は、イギリスケンブリッジ大学のカレッジのひとつで、1352年の創立以来、学術と町の生活が融合した独自の歴史を持ちます。特に特徴的なのは、他の多くのカレッジが王族や貴族の後援で設立されたのに対し、コーパス・クリスティは地元の職人や商人ら、すなわちケンブリッジの住民たちによって創設された点です。現在の学生数は約450名と、カレッジ群の中でも最小規模の一つで、学内は比較的アットホームで教員との距離が近いことが知られています。

歴史と創立の背景

カレッジは14世紀半ばに設立され、当時の町の宗教団体や市民の支援によって運営が始まりました。設立以来、学問研究の場であると同時に、町と大学が相互に関わる拠点としての役割を果たしてきました。宗教改革や時代の変遷を経ても、カレッジは所蔵書や建築を通じて中世以来の伝統を今に伝えています。

建築と主な見どころ

カレッジ内で特に注目されるのが、1356年に完成したというヨーロッパでも最古級のコートの一つであるオールド・コートです。中世の雰囲気を今に残す石造りの建物群は、ケンブリッジの大学建築の歴史を感じさせます。

一方、新しい建物群(ニュー・コート)には1827年に建てられたチャペルがあり、ネオゴシックや19世紀建築の要素が見られます。礼拝や音楽活動の場として現在も使われており、伝統的なチャペル・サービスや合唱が行われています。

コーパス・クロック(Corpus Clock)と近代の名所

学生図書館の角には、金色の外観で知られる現代的な時計、コーパス・クロックがあります。この機械式のアートワークは時間を示すだけでなく、独特の「時を貪る」ようなモチーフ(Chronophage)で話題になり、ケンブリッジのメインストリートであるキングス・パレードからも見ることができます。2000年代に制作されたこの時計は、伝統的なカレッジ建築と対照をなす現代的なランドマークとなっています。

図書館と蔵書(パーカー・ライブラリー)

カレッジにはパーカー・ライブラリーという非常に重要なコレクションを持つ図書館があります。ここには中世写本や宗教文書、稀覯書など歴史的に貴重な資料が収蔵されており、特に英語史や中世史の研究において世界的に知られています。コレクションは学術研究や保存・公開の対象となっており、近年ではデジタル化や専門的な公開が進められている資料もあります(閲覧や来訪の際は事前に公開状況を確認することをおすすめします)。

学生生活と著名な出身者

規模の小ささを生かして、学生同士や指導教員との距離が近く、伝統的な行事や食堂でのフォーマル・ホール(正式晩餐)など、カレッジならではの学生文化が色濃く残っています。歴史上の著名な卒業生としては、航海者のトーマス・キャベンディッシュなどが知られています。他にも多方面で活躍する卒業生を多数輩出しており、学問・文化の伝統が受け継がれています。

見学とアクセスのヒント

コーパス・クリスティはケンブリッジ中心部に位置し、周辺には主要な観光スポットや大学施設が集まっています。一般公開やツアーを行っていることがある一方で、礼拝・学内行事または試験期間中は立ち入り制限がある場合もあります。見学を計画する際は、事前にカレッジの公式情報や公開スケジュールを確認してください。

以上が、1352年創立の歴史を持つコーパス・クリスティ・カレッジの概要と主な見どころです。町に根ざした創設背景と、古い写本群から現代アート的なコーパス・クロックまで、多様な魅力が一つのカレッジに凝縮されています。

コーパス・クリスティ・カレッジ、ニューコートZoom
コーパス・クリスティ・カレッジ、ニューコート



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