ダーク・コマンド (1940年の映画)
1940年のアメリカ西部劇。ラオール・ウォルシュ監督、W・R・バーネット原作、ジョン・ウェインとクレア・トレヴァー主演。Republic Pictures製作で、アカデミー賞2部門にノミネートされた。
概要
『ダーク・コマンド』は、ラオール・ウォルシュ監督、W・R・バーネットの原作をもとにした1940年のアメリカ合衆国の西部劇映画である。Republic Picturesが配給し、主演にはジョン・ウェインとクレア・トレヴァーが起用され、脇をウォルター・ピジョン、ロイ・ロジャース、マージョリー・メインらが固めた。アクション、ロマンス、時代劇的な対立を組み合わせた、当時のスタジオ西部劇らしい作品である。
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1 画像舞台と主題
単純な辺境の冒険譚ではなく、物語は19世紀後半のアメリカ合衆国における地域的緊張を背景に進み、忠誠、法、無秩序といった主題を取り込んでいる。作中では、個人の野心と共同体の安定との衝突が強調され、地域の暴力が、当時のより大きな政治的・経済的圧力と結び付いていることが示される。
制作とキャスト
効率的なジャンル映画で知られるRepublic Picturesによって制作された『ダーク・コマンド』は、多くの低予算西部劇よりも高い制作水準の恩恵を受けた。監督のラオール・ウォルシュはアクション映画での経験を持ち、配役は台頭期のスターであるジョン・ウェインと、すでに実績のある性格俳優たちを組み合わせている。脇役陣は、ユーモラスな要素とドラマ性をあわせ持つ、スタジオ時代の西部劇らしい厚みを作品にもたらした。
受賞と評価
本作は1941年のアカデミー賞で、作曲賞(オリジナル・スコア)と美術賞の2部門にノミネートされ、美術賞はジョン・ヴィクター・マッケイがクレジットされた。公開当時の批評では制作の洗練度やスター性が注目され、後年の論者は、1930年代後半の突破後にジョン・ウェインが迎えた初期キャリアの上昇局面に位置づけている。
主要キャスト
- ジョン・ウェイン — 主演
- クレア・トレヴァー — ヒロイン
- ウォルター・ピジョン — 助演
- ロイ・ロジャース — 助演出演
- ジョージ「ギャビー」・ヘイズ — コミカルな相棒役
- マージョリー・メイン — 助演
遺産と意義
『ダーク・コマンド』は、ハリウッド西部劇がB級作品の定型から、より野心的なスタジオ作品へ移行していく過程の中に位置づけられる。アカデミー賞ノミネーションは、ふつうは名声映画と結び付けられないスタジオにおいて、制作の技術面が評価されたことを示した。ジャンル研究やジョン・ウェインのキャリアを学ぶ上で、本作は、スターを前面に出した企画とスタジオの職人的な仕上げが組み合わされ、大衆的な魅力を広げた例としてしばしば挙げられる。
著者
AlegsaOnline.com ダーク・コマンド (1940年の映画) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/137264