『エル・ドラド』(1966年の映画)
ハワード・ホークス監督、ジョン・ウェイン、ロバート・ミッチャム、ジェームズ・カーン主演による1966年のアメリカ西部劇。ハリー・ブラウンの小説を原作に、ホークスが好んだ禁欲的なガンマンの主題と後期スタジオ西部劇の作風を描く。
概要
『エル・ドラド』は、ハワード・ホークスが監督した1966年のアメリカ西部劇映画である。ハリー・ブラウンが1960年に発表した小説『The Stars in Their Courses』を緩やかに翻案した作品で、ジョン・ウェインを中心に、ロバート・ミッチャム、若きジェームズ・カーンらが重要な役を演じる。パラマウント・ピクチャーズが公開し、ホークスの円熟期における西部劇の一作に位置づけられる。
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1 画像あらすじと主要キャスト
物語は、厳しい経験を重ねたガンマンが辺境の町に到着し、町をめぐる争いに巻き込まれていく展開を描く。彼は腐敗した利害関係者や雇われたガンマンに対し、友人や旧来の仲間を守る。アクションと人間ドラマを両立させ、熟練の保安官は自らの限界に直面し、若い友人は責任感を身につけていく。男たちの忠誠の規範は、繰り返し試される。
- ジョン・ウェイン — 主演
- ロバート・ミッチャム — 主要な助演
- ジェームズ・カーン — 若いガンマン
- 助演にはエド・アズナー、R・G・アームストロングらが名を連ねる。
製作と展開
本作は、ジャンルが変化し始めていたにもかかわらず、映画スタジオが伝統的な西部劇を作り続けていた1960年代半ばに企画された。ホークスは、簡潔な語り口と乾いたユーモアという持ち味を素材に持ち込み、見世物的な演出よりも人物同士のやり取りを重視した。脚本はブラウンの小説の要素を、ホークスのアンサンブル劇に典型的な、引き締まった会話主導の映画へと翻案している。
主題と作風
本作は、緊張下に置かれた男の友情と職業的名誉、法と無法の衝突、変わりゆく世界におけるかつて支配的だった人物たちの老いという、ホークスが繰り返し扱った主題を再訪する。演出面では、孤高の英雄を神話化するより、明快な場面構成、速いテンポ、登場人物たちの相互依存を好む。『リオ・ブラボー』など初期のホークス西部劇と比べると、なじみ深いモチーフを響かせつつ、1960年代後半の感覚を示している。
評価と遺産
公開時には、堅実な演技と手堅い演出に対して概して好意的な評価を受けた。時を経て、後期スタジオ西部劇の力作であり、主演俳優たちと監督のフィルモグラフィーにおける注目すべき一作と見なされている。現代の観客は、古典的なスタジオ映画の技法と変化しつつあったジャンルの潮流をつなぐ、人物中心の西部劇として本作を評価することが多い。
特記事項
『エル・ドラド』は、主題の連続性とアンサンブルの力学から、ほかのハワード・ホークス西部劇と並べて論じられることが多い。また、助演の若手俳優の知名度を高める一助となり、20世紀半ばのアメリカ西部劇を回顧的に研究する際にも扱われ続けている。
著者
AlegsaOnline.com 『エル・ドラド』(1966年の映画) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/138011