ハンヴィー(HMMWV)― 高機動多用途装輪車
1980年代からAMゼネラルが製造する米軍の四輪駆動車HMMWV。輸送、兵器搭載、救急、支援などに用いられる汎用プラットフォームで、民生用ハマーの源流である。
概要
ハンヴィーは、高機動多用途装輪車(High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle、HMMWV)の通称であり、AMゼネラルが米軍向けに開発した軽戦術車両の一群である。高い機動性を持つ全地形対応トラックとして設計され、人員輸送車、兵器プラットフォーム、救急車、通信拠点、貨物輸送車など、多くの任務を担う。「ハンヴィー」という名称は、HMMWVという略称を音写したもので、軍事・民間の両方で広く使われている。
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1 画像設計と特徴
軽量で高機動な四輪駆動車として構想されたハンヴィーは、最低地上高、アプローチアングルおよびデパーチャーアングル、そして安定性を高める広いトレッドを重視している。このプラットフォームはモジュール式であり、基本的なシャーシと駆動系の構成に、人員輸送用荷台、兵器架、シェルターモジュール、医療装備など、多様な車体と装備を組み合わせられる。多くの型には、中央タイヤ空気圧調整システム、灯火管制用照明、標準化された牽引・貨物用インターフェースなど、不整地走行性能と兵站上の互換性を向上させる機能が備えられている。
派生型と主な種類
- 機関銃、擲弾発射器、ミサイルシステムを搭載する兵器運搬型・ガントラック型。
- 弾道防護パネルや爆風被害軽減措置を追加した装甲型・追加装甲型。
- 医療処置用または指揮統制用の装備を搭載する救急車型・シェルター運搬型。
- 通信、レーダー、回収、汎用任務に対応する専門仕様。
沿革と運用
ハンヴィーは1970年代後半に開発され、1980年代初頭に配備された。それまでの軽汎用ジープやトラックに代わる車両であり、湾岸戦争などの大規模作戦で広く知られるようになった。この際、その機動性と航続性能は強みとなった。やがて、特に地雷や即席爆発装置に対する戦闘経験を受け、追加装甲パッケージが導入されるとともに、別個の耐地雷車両も開発された。近年では、HMMWVの車両群は順次補完され、一部の任務では統合軽戦術車両(JLTV)などの新型車両に置き換えられている。
遺産、民生型と注目点
ハンヴィーは軍用車両の設計と大衆文化の双方に影響を与えた。直接的な民生用派生車はハマーとして販売され、後の市販SUVもこのブランド名とデザイン上の特徴を用いた。ハンヴィーを起源とする民生用ラインの概要については、ハマーの項目を参照。汎用性と機動性が評価される一方、専用設計の装甲車両やMRAP車両と比べると防護面には限界があり、その役割は変化する運用上の要求に応じて進化を続けている。
著者
AlegsaOnline.com ハンヴィー(HMMWV)― 高機動多用途装輪車 Leandro Alegsa
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