新行政首都(エジプト)|カイロ東方の大規模都市開発
2015年に始動した、カイロ東方の大規模都市開発。政府機関、ビジネス地区、住宅、インフラを備え、混雑緩和と行政近代化を目指す計画都市。
概要
新行政首都(NAC)は、2015年に発表されたエジプトの大規模都市開発計画である。政府省庁、外交使節団、新たな商業中心を置くための専用都市として構想され、過密なカイロ中心部の外に、近代的な行政・経済拠点をつくることを目的としている。計画都市はアラビア語名のالعاصمة الإدارية الجديدةで呼ばれることが多く、時にWedianとも呼ばれた。これは、Wadi の地方的な複数形である。
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10 画像設計と主な構成要素
マスタープランでは、行政・住宅・商業の各区域を、近代的なインフラで結びつける構成が重視されている。主な計画要素は次の通りである。
- 省庁や行政機関を集約するための政府地区と大統領地区。
- 高層オフィス、金融サービス、小売空間を備える中央ビジネス地区。
- 外国大使館や領事館のための外交地区。
- 多様な住宅形態、学校、医療施設を含む住宅地。
- 高速道路、将来の大量輸送機関連結、長期計画における専用空港ターミナルなどの交通網。
- 公共施設を提供し、砂漠環境での都市熱を和らげることを意図した公園、緑の回廊、文化施設。
歴史と開発
この計画は2015年3月のエジプト経済開発会議で発表された。建設は段階的に進められており、道路、上下水・電力などのユーティリティ、初期の政府建築といった中核インフラから着手し、その後に住宅や商業開発が続いた。実施には国家機関に加え、民間および国際的な請負業者が関わり、資金調達は公的資金、民間投資、外部パートナーを組み合わせて行われてきた。進行は一度に完了するのではなく、技術的・財政的な現実に合わせて数年にわたり新たな段階が発表される形で進んでいる。
目的と意義
計画者たちは、新行政首都を、歴史的なカイロの過密を緩和し、国家行政の効率を高め、近代的な都市設計を通じて国内外からの投資を呼び込む取り組みと説明している。行政機能を移転することで、都心部の土地を住宅や文化用途に振り向け、建設業やサービス業で雇用を生み、新しい都市環境で技術的・環境的な革新を示すことも狙いとされる。
論争と課題
世界各地の大規模な首都移転計画と同様に、新行政首都も議論を呼んでいる。支持者は長期的な経済的・計画上の利益を挙げる一方、批判者は、計画の費用、契約や資金調達の透明性、砂漠生態系と水資源への環境影響、そして新しい住宅が一般住民にとって手頃な価格になるかどうかを懸念している。工程と予算は時間とともに変化しており、社会的・経済的な影響の全容は、計画が成熟して初めてより明確になる。
現在の状況と展望
建設は現在も継続しており、段階的に進められている。いくつかの行政建築や住宅地は完成または入居済みとされる一方、他の野心的な要素はなお開発中である。新行政首都は、この地域で最も注目される都市実験の一つであり、計画された近代都市によって国家行政を再構築し、成長を促そうとする試みである。その最終的な成功は、意欲的な設計と財政の持続可能性、環境保全、社会的包摂をどれだけ両立できるかによって評価されるだろう。
著者
AlegsaOnline.com 新行政首都(エジプト)|カイロ東方の大規模都市開発 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/143283