映画『パイレーツ』(1986年)|ロマン・ポランスキーの海賊コメディ
『パイレーツ』は、ロマン・ポランスキー監督、ウォルター・マッソー主演の1986年のフランス=チュニジア合作冒険コメディ。豪華な時代劇映画だが興行的には不振で、1987年にアカデミー賞にノミネートされた。
概要
『パイレーツ』は、ロマン・ポランスキーが監督し、フランス=チュニジア合作として製作された1986年の冒険コメディ映画である。大規模な剣戟冒険映画として売り出され、古典的な海賊映画の雰囲気を、幅広いコメディと高い製作水準でよみがえらせることを目指した。ウォルター・マッソーが主演を務め、シャーロット・ルイスや、英国および国際的に知られる個性派俳優たちが脇を固める。
画像ギャラリー
1 画像物語と作風
本作は、20世紀中盤の海賊娯楽映画に典型的な時代劇的冒険、ドタバタ的な場面、恋愛要素を組み合わせている。厳密な歴史再現ではなく、演劇的な見せ場、衣装の華やかさ、そして大げさな身体表現のユーモアを重視する。ポランスキーの演出は、アクション場面とコミカルなやり取りが交互に現れる、昔ながらのエピソード風の調子を狙っている。
キャストと製作
- ウォルター・マッソー — 主演
- シャーロット・ルイス — 主要な女性主演
- ロイ・キニア、ロジャー・アシュトン=グリフィス、ダミアン・トーマス、オル・ジェイコブス、ファーディ・メイン — 助演
独立系出資者の支援を受け、キャノン・フィルムズが配給した本作は、野心的なセット、時代衣装、ロケ撮影で注目された。北アフリカでの撮影では、海岸線や港が歴史的な港湾の代役として用いられ、大規模な時代劇の舞台づくりに伴う物流面の要求が製作を左右した。
評価と受賞
公開後、『パイレーツ』の評価は分かれた。批評家と観客は、そのトーンや物語の進め方をめぐって意見が割れ、興行収入でも製作費を回収できなかった。それでも受賞シーズンには一定の評価を得て、1987年のアカデミー賞にノミネートされた。
遺産と注目点
現在、本作はポランスキー作品の中でも異色の一本として語られることが多い。冒険映画への意図的な回帰でありながら、緻密な美術設計を好む監督の持ち味も表れている。コメディとスペクタクルの混合、さらにマッソーのような注目度の高い主演俳優の起用により、1980年代のジャンル映画研究やポランスキーの多彩なキャリアをたどる上で関心を集める作品となっている。
関連情報
- 映画の概要とクレジット
- 監督プロフィール
- 主演俳優の経歴
- 配給と興行成績の詳細
- 受賞とノミネート
著者
AlegsaOnline.com 映画『パイレーツ』(1986年)|ロマン・ポランスキーの海賊コメディ Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/144232