コーデュロイとは?定義・特徴・ウェール数・語源と用途をわかりやすく解説
コーデュロイの定義・特徴・ウェール数・語源から衣料・家具での使い方まで、図解でわかりやすく解説。初心者必見の入門ガイド。
コーデュロイは丈夫で起毛のある生地で、秋冬の衣類やインテリアによく使われます。一般的には綿(コットン)や綿混紡が多く、ウールやポリエステル混のもの、ストレッチ素材を取り入れたものもあります。製法としてはパイル(毛羽)を出してから裁ち合わせる「カットパイル織物」で、織り上げた後に毛羽を刈ることで縦方向の畝(うね=リブ)ができます。製造過程で繊維を束ねたりループ状に織り込んだりしてから毛羽を切るため、コーデュロイ独特の立体的な縞が生まれます。
特徴・構造
- 畝(ウェール):表面に縦に現れる太さのあるリブ(畝)で、これがコーデュロイの最も特徴的な見た目です。
- 起毛感と保温性:毛羽があるため見た目に暖かく、空気を含んで保温性があります。季節的には秋冬向け素材です。
- 耐久性:厚手で丈夫なものが多く、パンツや家具張り布など摩耗のある用途にも向きます。
- 種類:畝の太さやピッチによって表情が変わり、太畝のワイドコール(ワイドウェール)から、細畝のピンウェールやニードルコール(ナロウウェール)まであります。
- 見た目の違い:ビロードやベルベットとは似ていますが、ビロードは畝がなく均一な起毛であるのに対し、コーデュロイは明確な畝が並ぶ点で区別されます。
ウェール数(畝の数)
畝の細かさは「ウェール数(1インチあたりの畝数)」で表され、一般に1インチあたり約1.5ウェールから21ウェール程度の範囲があります。以下はおおまかな分類例です(メーカーや業界によって呼び方が異なります)。
- ワイドウェール(太畝):1~4ウェール/inch。存在感があり、重厚でカジュアルな印象。ズボンや家具張りが多い。
- スタンダード(中畝):4~12ウェール/inch。汎用性が高く、ジャケットやパンツに良く使われる。
- ピンウェール・ニードルコール(細畝):12~21ウェール/inch。滑らかで上品な表情になり、シャツや軽めのジャケット、子ども服に使われることが多い。
一般に1インチあたりのウェール数が少ない(太畝)ほど厚手で耐久性があり、家具やパンツに向きます。ウェール数が多い(細畝)ほど繊細で柔らかく、上半身に着る衣類や細部の仕立てが求められる服に使われます。業界の目安としては「通常、1インチあたり10~12ウェール程度」が多用途の標準という考え方もあります。
語源
コーデュロイの語源については諸説あります。一部ではフランス語のcorde du roi(「王の紐」)が変化したという民間伝承的な説が知られていますが、確たる証拠はありません。実際には英語の「corduroy」が18世紀ごろから用いられ、語源としては「cord」(ロープ状の畝)と「duroy」(かつてフランスで作られていた粗いウール布の名称)が合わさった可能性が指摘されています。いずれにせよ、正確な起源ははっきりしていないため、複数の説が並存しています。
用途と着こなし
コーデュロイは多用途で、以下のように使われます:
- 衣料:ズボン、ジャケット、シャツなどの衣料品。太畝はカジュアルなパンツ、細畝はきれいめジャケットやシャツに合います。
- インテリア:ソファーなどの家具にも使われます。耐久性と温かみのある質感が好まれます。
- その他:帽子、バッグ、子ども服、アウトドアやワークウェアの一部など。
コーデュロイは色染めもしやすく、濃色ならきっちりした印象、くすんだ色や明るい色ならカジュアルで温かみのある雰囲気になります。コーディネートではウールやニットと相性が良く、季節感を出しやすい素材です。
お手入れ・注意点
- 洗濯:基本は表示タグに従いますが、綿素材のものは縮みや毛羽つぶれが起こりやすいので、洗濯ネットに入れて中性洗剤で弱水流、またはドライクリーニング推奨のものもあります。裏返して洗うと毛羽の摩耗が減ります。
- 乾燥:高温のタンブル乾燥は避け、形を整えて陰干しするのが望ましいです。
- アイロン・スチーム:毛羽の向きを揃えるためにスチームが有効。アイロンは当て布をして低〜中温で裏側から当てると毛羽を潰しにくいです。
- 毛羽の手入れ:ブラッシングやスチーマーで毛並みを整え、汚れは早めに落とすとシミになりにくいです。油性の汚れは専用のクリーニングを検討してください。
- 保存:型崩れしやすい厚手のものはハンガーで保管、長期保存は通気性の良い場所で。
以上がコーデュロイの基本的な定義、特徴、ウェール数の違い、語源と用途、およびお手入れのポイントです。用途や季節、見た目の好みに合わせて畝の太さや素材組成を選ぶと良いでしょう。

コーデュロイジャケットのクローズアップ
その他の名称
コーデュロイには他の呼び名もあります。その中には、コード・ベルベット、エレファント・コード、ピン・コード、マンチェスター・クロス、コードといった呼び名もあります。
ヨーロッパ大陸では、コーデュロイのことを「マンチェスター」または「コード」と呼ぶことが多い。
質問と回答
Q:コーデュロイとは何ですか?
A:コーデュロイは、繊維を撚った丈夫な生地で、「ウェール」と呼ばれる畝があり、縞模様に見えるのが特徴です。
Q: コーデュロイは何に使われるの?
A: コーデュロイは、ズボン、ジャケット、シャツなどの衣料品や、ソファなどの家具に使用されます。
Q: コーデュロイは1インチあたり何ウェールあるのですか?
A: コーデュロイは1インチあたり1.5ウェールから21ウェールまであり、最も一般的なのは10ウェールから12ウェールまでです。
Q: コーデュロイの1インチあたりのウェール数にはどのような意味があるのでしょうか?
A: 1インチあたりのウェール数が少ないコーデュロイはズボンや家具によく使われ、1インチあたりのウェール数が多いコーデュロイは腰より上に着る服によく使われます。
Q:「コーデュロイ」の語源は何ですか?
A:「コーデュロイ」は、フランス語で「王の紐」を意味する「corde du roi」に由来するという説がありますが、この説を支持する根拠はありません。
Q:コーデュロイの畝(うね)は何と呼ばれているのですか?
A:コーデュロイの畝は、"ウェール "と呼ばれています。
Q:コーデュロイの質感は?
A:コーデュロイの風合いは、ウェールによってできた畝(うね)により、質感があるのです。
百科事典を検索する