クーロン(C)とは:電荷のSI単位 — 定義・換算・歴史

クーロン(C)の定義・換算・歴史をわかりやすく解説。電荷の基礎から単位の由来と実例まで短時間で理解。

著者: Leandro Alegsa

クーロン(記号:C)は、電荷SI導出単位です。名称は、18世紀に電気に関する実験を行ったフランスの物理学者Charles-Augustin de Coulombにちなみます。

定義

クーロンは電荷の「量」を表す単位で、アンペア(電流)の流れる速さと時間との積として定義されます。技術的には、次のように表されます。

1クーロン(1 C) = 1 アンペア(1 A)の電流が1秒間(1 s)に運ぶ電荷の量
すなわち 1 C = 1 A · 1 s。

素電荷(電子1個あたりの電荷)との関係

電線中を移動する電荷は主に電子によって運ばれます。電子1個が持つ電荷の大きさは素電荷と呼ばれ、絶対値は 1.602176634×10−19 C(2019年のSI改定によりこの値は定義定数として与えられています)。

したがって、1クーロンは約6.241509074×1018個の素電荷に相当します(符号を無視した個数)。実際には電子は負の電荷(−e)を持つため、1 C の正の電荷は約6.24×1018個の電子の電荷に相当する大きさです。

換算・関連定数

  • 1 C = 1 A·s(SI導出単位)
  • 素電荷 e = 1.602176634×10−19 C(定義値) → 1 C ≈ 6.241509074×1018 e
  • ファラデー定数(1モルの電子が持つ電荷)F ≈ 96485.33212 C·mol−1(アボガドロ定数と素電荷の積)

歴史と命名

クーロンという単位名は、電荷や静電気力の性質を実験的に調べたシャルル=オーギュストン・ド・クーロン(Charles-Augustin de Coulomb)にちなんで命名されました。クーロンは18世紀後半にトーションバランスを用いて、点電荷間に働く力が距離の二乗に反比例すること(クーロンの法則)を示しました。単位「クーロン」は電荷量の国際単位として後に採用されました。

実用例と注意点

  • 日常の例:懐中電灯の電球に1 Aの電流が1秒間流れると、約1 Cの電荷が流れたことになります。例えば1 Aの電流が10秒流れれば、10 Cが移動します。
  • 電気化学や電池の評価では、電気量(C)で反応量や放電量を表すことが多く、ファラデー定数と組み合わせてモル数に換算できます。
  • 単位記号は大文字の「C」です。温度の摂氏度(°C)などと混同しないよう文脈に注意してください。

補足(クーロン単位とクーロンの法則の違い)

「クーロン」という単位は電荷量を表しますが、「クーロンの法則」は2つの点電荷間に働く静電気力の法則を指します。力の大きさは電荷の積に比例し距離の二乗に反比例します(比例定数は真空の誘電率に依存する)。単位名と法則名は同じ人物に由来しますが、意味は異なります。

質問と回答

Q:クーロンとは何ですか?


A:クーロンとは、電荷の単位です。

Q: シャルル=オーギュスタン・ド・クーロンとは誰ですか?


A: シャルル=オーギュスタン・ド・クーロンは、1700年代後半に電荷を研究した科学者です。クーロンは彼の名前にちなんでいます。

Q: 電気回路に流れる電流とは何ですか?


A: 電気回路における電流とは、電荷の移動のことです。

Q: 懐中電灯の電球に1アンペアの電流が流れると、1秒間に何クーロンの電荷が通過するでしょうか?


A: 懐中電灯に1アンペアの電流が流れている場合、1秒間に1クーロンの電荷が通過することになります。

Q: 電線内を移動する電荷を運ぶ粒子は?


A: 電線の中を動く電荷を運ぶ粒子は、電子です。

Q: 安定した粒子に含まれる最小の電荷は何ですか?


A: 安定した粒子の中で最も小さい電荷は、素粒子です。

Q: 1つのクーロンに含まれる素粒子の電荷はいくつですか?


A: 1個のクーロンには6,241,509,629,152,650,000個の素電荷があります。


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