出汁(だし)とは:昆布・鰹節・煮干し・椎茸の定義と基本の取り方

出汁とは何かを基礎から解説。昆布・鰹節・煮干し・椎茸それぞれの特徴と家庭でできる基本の取り方を分かりやすく紹介。

著者: Leandro Alegsa

出汁とは、日本料理で使われるシンプルな出汁のことです。一般的には昆布と鰹節を水で加熱して漉したものがベースになり、味噌汁、麺類、煮物など幅広い料理の土台となります。近年は手軽な顆粒や液体のインスタントだしが普及しているため、昆布や鰹節を使った手取りの出汁を引く家庭は減りましたが、風味や香り、うま味の深みはやはり生の素材から取った出汁に勝るものはありません。

主なだしの種類と特徴

  • 昆布だし:昆布を水に浸してうま味成分(グルタミン酸)を抽出します。まろやかで下味が強すぎないため、合わせだしのベースに最適です。
  • 鰹だし(かつおだし):鰹節を熱湯や温湯で短時間抽出して香りとイノシン酸を得ます。風味が強く、和食の代表的なだしです。
  • 煮干しだし:小魚(主にイワシの干物)を使っただし。魚のコクがあり、麺つゆや煮物に向きます。頭や内臓を取るかどうかで臭みの出方が変わります。
  • 椎茸だし:乾燥した椎茸を水に浸して得るだし。グアニル酸を含み、旨味が強いので、昆布と合わせることで相乗効果が生まれます。
  • 合わせだし(合わせだし):上記を組み合わせたもの。典型的なのは昆布だし+鰹だしで、双方のうま味が混ざり合って深い味わいになります。

基本の取り方(家庭での代表的な方法)

  • 昆布だし(冷水出し・温出し)
    • 目安:昆布10〜15gを水1リットルに対して。濃さは用途で調整
    • 冷水出し(ミズダシ):昆布を軽く濡らしてから水に入れ、30分〜一晩冷蔵庫で浸す。さっぱりとした香りが出ます。
    • 温出し:水と昆布を鍋に入れてゆっくり温め、沸騰直前(約60〜80℃)で昆布を取り出す。沸騰させると苦味やぬめりが出ることがあるので注意。
    • 昆布は表面の白い粉(うま味の結晶)を軽く拭き取る程度にし、流水で洗い流さない方がよいとされています。
  • 鰹だし(かつお節)
    • 目安:かつお節15〜20gを水1リットルに対して(好みで増減)。
    • 温度管理が重要:沸騰した湯を少し冷ましてからかつお節を加え、30秒〜1分ほどで火を止め、底に沈むまで1〜2分待ってから布やザルで濾す。長時間煮出すと苦味や雑味が出やすい。
    • 煮出す場合は弱火で短時間に留めるのが基本です。
  • 煮干しだし(にぼし)
    • 目安:煮干し10〜20g/1リットル。種類や頭・腹臓の処理で味が変わる。
    • 臭みを抑えるため、頭と内臓を取ってから使うか、一度熱湯にくぐらせて汚れを取り除いてから本抽出に用いるのが一般的。
    • 弱火で5〜10分煮出す方法が多く、煮過ぎると苦味が出るので要注意。
  • 椎茸だし
    • 乾燥椎茸2〜4個を水1リットルに対して数時間〜一晩浸す(冷蔵庫推奨)。戻し汁もそのままだしに使えます。
    • 熱湯で短時間戻すと香りが強く出ますが、長時間の水戻しの方がまろやかになります。

合わせだし(基本の配合例)

  • 昆布だし(10g/L)+鰹節(15〜20g/L):最もスタンダードで万能な合わせだし。
  • 昆布+椎茸:ベジタリアン向けのだしとして有効。昆布のグルタミン酸と椎茸のグアニル酸の相乗効果で旨味が増します。
  • 煮干し+昆布:魚のコクを生かしただし。麺つゆや濃いめの煮物に向きます。

うま味の科学(なぜ合わせるのか)

出汁のうま味は主に昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸、椎茸のグアニル酸などが関わります。これらを組み合わせると、単独のうま味よりも強く感じられる「相乗効果」が生まれ、少量でも深い味わいになります。

保存と再利用のコツ

  • だしは冷蔵で2〜3日、冷凍すれば1か月程度保存可能。製氷皿で小分けにしておくと使いやすい。
  • 昆布は一度だしを取った後でも再利用でき、佃煮や煮物に使うと無駄が少ない。鰹節は風味が抜けるので再利用は限定的。
  • 煮干しや鰹節の頭・内臓は取り除けば臭みが抑えられ、だしの品質が上がります。

調味料との組み合わせと使い方

出汁をベースに、醤油、みりん、米酢、味噌、日本酒などの調味料で味を整えます。用途によってだしの濃さや調味料の比率を変え、味噌汁や煮物、めんつゆ、和え物などに応用します。

コツと注意点

  • 昆布は擦らない・洗いすぎない:白い粉はうま味の結晶なので落としすぎない。軽く拭く程度に。
  • 沸騰の管理:昆布を入れたまま強く沸騰させると渋みやぬめりが出る。かつお節は長時間煮ると雑味が出やすい。
  • 素材の下処理:煮干しは頭・内臓を取ると臭みが減る。乾燥椎茸は水戻しの時間で香りが変わる。
  • 味の調整:だしが弱ければ素材を増やすか抽出時間を長くする。逆に雑味が出たら抽出時間を短くする。

家庭で基本を押さえれば、手間はそれほどでもなく、香り豊かな出汁が日々の料理を格段に引き立てます。まずは昆布と鰹節で合わせだしを作るところから始めてみてください。

質問と回答

Q: ダシとは何ですか?


A: 出汁は日本料理で使われるストックやブロスです。

Q:だしの主な材料は何ですか?


A:昆布とカツオ節が一般的です。

Q:だしをとった後の液体は、濾す必要があるのでしょうか?


A: 必ずしも濾す必要はありません。

Q:だしを使った料理はどんなものがありますか?


A:味噌汁、うどん、その他日本の煮物、炒め物などです。

Q: 現在、日本では昆布や鰹節を使った生出汁が人気なのでしょうか?


A:いいえ、今の日本では、昆布と鰹節からとった生だしはあまり人気がありません。

Q:他のだしにはどんなものがありますか?


A:昆布や椎茸、煮干しを冷水に何時間も浸したり、沸騰寸前のお湯で加熱し、出汁を濾すことで作ることができます。

Q: 出汁の他に重要な日本の味は何ですか?


A: 醤油、みりん、米酢、味噌、日本酒などがあります。


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