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アリス(テレビドラマ)— 1976年から1985年のアメリカのシットコム

1976年から1985年に放送されたアメリカのシットコム。夫を亡くした母親が息子とともにフェニックスのダイナーで働き、新たな人生を始める。映画『アリスの恋』を原案とし、リンダ・ラヴィンらが出演。

概要

『アリス』は、CBSで1976年8月31日から1985年3月19日まで放送されたアメリカのシチュエーション・コメディである。1974年の映画『アリスの恋』の設定を原案とし、夫を亡くしたばかりの母親が幼い息子とともに新生活を始めるため転居し、街道沿いのダイナーに職を得る物語を描く。

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舞台と主要人物

物語の中心となるのは、フェニックス(アリゾナ州)にあるメルズ・ダイナーである。主人公アリスを演じたのはリンダ・ラヴィンで、意志が強く温かい一方、ときには疲れも見せるシングルマザーを体現した。ダイナーの経営者メル、そして入れ替わるウェイトレスや従業員たちも中心人物であり、彼らの人間関係が作品のユーモアの多くを生み出している。

主要キャスト

  • ヴィク・テイバック:ダイナーの経営者メル
  • ベス・ハウランド:内気で風変わりな給仕係
  • フィリップ・マッキーオン:アリスの息子
  • ポリー・ホリデイ:大胆なウェイトレス、フロ。彼女の台詞「Kiss my grits!」は決め台詞となった
  • ダイアン・ラッド、セリア・ウェストン:その他の常連出演者
  • マーヴィン・カプラン:印象的な脇役で出演

製作と展開

映画の構想を発展させた本作は、映画が焦点を当てた題材を、各話完結型の職場コメディと人物中心の物語へと広げた。子育て、自立、経済的な負担といった家庭的なテーマに、小規模事業の生活を軽く風刺する要素を組み合わせている。また、主演俳優がオープニングテーマを歌い、人物を中心に据えた作品の性格を強調した。

評価・受賞と影響

『アリス』は放送期間の大部分で高視聴率を記録し、批評面でも評価された。1979年にはゴールデングローブ賞のテレビシリーズ部門(ミュージカル/コメディ)を受賞した。出演者たちは広く知られるようになり、人気の脇役に焦点を当てたスピンオフも少なくとも1作制作された。複数の台詞や場面は大衆文化に浸透し、後年には労働者階級の生活や、仕事と家庭を両立させる女性をネットワークテレビでどう描いたかという観点からも論じられている。

特筆される点

受賞歴に加え、本作はドラマ映画の設定を長期放送のシットコム形式へ転換したこと、アンサンブル・キャストの相性、そして後続のテレビコメディに影響を与えた決め台詞や人物類型で記憶されている。シンジケーション放送も行われ、1970年代および1980年代のアメリカテレビ史を扱う記述の中で現在も言及されている。

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