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歯音子音|舌先を上の歯に当てて発音する子音

舌先または舌端を上の前歯に当てて作る子音の総称。発音の特徴、例(θ、ð、t̪、d̪)、言語間での分布、対立、つづりとの関係を解説します。

歯音子音とは、舌先または舌端を上の前歯に当てて発音する子音である。冠状子音の一種であり、舌の前部を使う音を広く含む 冠状子音 と関連する用語である。音声記号では、歯摩擦音は θð などで表されることが多く、歯音の閉鎖音は のように記される。

特徴と調音

調音では、舌と上の歯が接触する場合を歯音、舌が上下の歯の間に入り込む場合を舌間音(interdental)という。舌のどの部分を使うかによって、舌先を用いるものは apical、舌端を用いるものは laminal と呼ばれる。歯音は、舌を歯茎に当てる歯茎音や、舌をより後ろに丸めたり置いたりする反り舌音・後部歯茎音と対立する。

例とつづり

  • 英語: thingθthisð に見られる有声・無声の歯摩擦音があり、つづりはしばしば th である。
  • スペイン語とイタリア語: td で書かれる閉鎖音は、一般に歯茎音というより歯音、または歯音化した発音として実現される。
  • 南アジアの諸言語: 歯音閉鎖音と反り舌閉鎖音を音素的に区別する言語が多い(例: 歯音 と反り舌 ʈ)。

言語によって歯音の実現には細かな差がある。歯と歯の間で摩擦する舌間摩擦音を用いる言語もあれば、歯と歯茎にまたがって接触する真の歯歯茎音を用いる言語もある。

類型・発達・重要性

歯音子音は世界の多くの地域に広く見られ、歯音と歯茎音の間の移行など、歴史的な音変化にも関わる。多くの語族で音韻対立に重要であり、共調音により隣接する母音や子音にも影響を及ぼすことがある。歯音や舌間音は一部の地域では相対的に珍しいため、方言差や言語差を示す目印として目立ちやすい。

著者

AlegsaOnline.com 歯音子音|舌先を上の歯に当てて発音する子音

URL: https://ja.alegsaonline.com/art/26642

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