チャールトン・ディビジョン(Division of Charlton)は、ニューサウスウェールズ州ハンター地域に位置する連邦選挙区で、1984年に創設されました。名称は1922年から1928年までオーストラリア労働党の党首を務めたマシュー・チャールトンに由来します。選挙区は主にレイク・マッコーリー西岸やその周辺を含み、地域の人口分布や産業構造(石炭産業、重工業、港湾関連、サービス業など)を反映した選挙区です。
チャールトン選挙区は、設立以来概ねオーストラリア労働党にとって有利な選挙区とされてきました。地理的にはニューカッスルに近接し、地域住民の多くが周辺都市や工業地帯へ通勤するほか、地元の中小企業や観光業も重要な雇用源になっています。主要な町や地区には以下が含まれます:
- カーディフ(Cardiff)
- ウォルセンド(Wollsend/Wollongongに混同されやすい名前だが当地の町名)
- トロント(Toronto)
- モリセット(Morrisset)
- クーランボン(Cooranbong)
- グレンデール(Glendale)
- ワーナーズベイ(Warners Bay)
再編(2015年〜2016年)
2015年10月、オーストラリア選挙管理委員会(AEC)は、人口変動に伴う連邦選挙区の再配分を発表しました。この再配分では、ニューサウスウェールズ州が1議席を失い、西オーストラリア州に新たな議席が割り当てられることになりました。その結果、州内の選挙区境界が大幅に見直され、かつてのハンターの古い部門が廃止候補となりました。しかし、ハンターは連邦政府発足当初からのオリジナル選挙区であるため、オーストラリア選挙管理委員会のガイドラインにより「ハンター」の名称は保持されるべきとされました。この方針により、ハンター選挙区の名称を残す形で境界が東へ移動し、結果的にチャールトン選挙区の大部分の地域がハンター選挙区に組み込まれるかたちでチャールトンは廃止され、変更は2016年の連邦選挙から適用されました。
この再編は地域の有権者構成や政党の選挙戦略に影響を与え、地元の主要政策課題(雇用、鉱業と環境の両立、地域インフラ整備、交通網の改善など)が改めて注目されることになりました。
現状:チャールトン選挙区は当該再配分により事実上廃止され、その領域の多くは現在のハンター選挙区に含まれています。地域の社会経済的特徴や選挙動向は引き続き連邦選挙の重要な要素となっています。

