Empire of the Sunは、2007年に結成されたオーストラリアのエレクトロニック・ミュージック・グループ。The Sleepy JacksonのLuke SteeleとPnauのNick Littlemoreの2人からなるスタジオ中心のデュオで、制作では2人が主要な役割を担い、ライブでは追加メンバーを従えてツアーを行うことが多い。初のシングル「Walking on a Dream」はオーストラリアのチャートで10位を獲得し、UKのシングルチャートでは64位を記録した。この曲は彼らの代表作として広く知られている。

2008年10月にリリースされたファースト・アルバム『Walking on a Dream』は、オーストラリアでプラチナ・アワードを獲得し、アルバムからのシングル「We Are the People」もトップ25入りを果たした。Empire of the Sunはビジュアル面でも強い個性を持ち、映像や衣装、舞台演出を重視したステージングで注目を集めた。2009年にはBBCの年間サウンド・オブ・ミュージック・ポール2009で4位にランクインし、同年11月のオーストラリア・レコーディング・インダストリー・アソシエーション(ARIA)賞ではベスト・グループ、ベスト・ポップ・リリース、アルバム・オブ・ザ・イヤー、シングル・オブ・ザ・イヤーの4部門を受賞した。当初はEMI AustraliaとVirgin UKと契約していた。

その後の活動と作品

Empire of the Sunはデビュー後も制作とツアーを継続し、セカンド・アルバムIce on the Dune(2013年)やサード・アルバムTwo Vines(2016年)を発表した。各作ともエレクトロニカやシンセポップを基調としつつ、ポップや実験的な要素を取り入れたサウンドが特徴で、シングル曲はいずれも国内外で注目を集めた。スタジオ作業では2人が多彩な楽器や電子音を用いてサウンドメイクを行い、レコーディングとライブで異なる編成と演出を見せることが多い。

音楽性・ステージ・イメージ

音楽的にはシンセサイザーを軸にしたドリーミーなメロディとダンサブルなビートを融合させ、グラムロックやサイケデリック、ハウス/エレクトロの要素を取り入れる。視覚的表現にも強くこだわり、舞台衣装や映像作品を通じてファンタジックで未来的な世界観を提示するのが特徴だ。ルーク・スティール自身も舞台やイメージについて言及しており、かつて「…俺たちはバンドじゃない。俺たちは何でもありなんだ…」といった趣旨のコメントを残している。

主な受賞・評価

  • ARIAアワード(2009年) — ベスト・グループ、ベスト・ポップ・リリース、アルバム・オブ・ザ・イヤー、シングル・オブ・ザ・イヤー(計4部門受賞)
  • BBCサウンド・オブ・2009 — 年間ポールで上位に選出(4位)

主なディスコグラフィー(アルバム)

  • Walking on a Dream(2008年)
  • Ice on the Dune(2013年)
  • Two Vines(2016年)

Empire of the Sunは視覚と音の両面で強い個性を発揮し続けており、アルバム制作と大規模なライブ演出を通じて国際的なファン層を獲得している。最新のリリースやツアー情報については公式発表やメディアを参照するとよい。