FIFA(国際サッカー連盟)とは:歴史・組織・ワールドカップの概要
FIFAとは?創設から組織構成、各地域連盟、ワールドカップの歴史と仕組みをわかりやすく解説。大会運営や加盟条件も網羅。
国際サッカー連盟(Fédération Internationale de Football Association、略称:FIFA /ˈfiːfə//、フランス語で「国際協会サッカー連盟」)は、国際サッカー(アソシエーションフットボールとも呼ばれる)を統括する組織である。組織の本拠地はスイスのチューリッヒにある。FIFAはサッカーの主要な国際大会を主催しており、最も有名なのは1930年から開催されている「FIFAワールドカップ」である。FIFAは1904年5月21日にパリで設立され、世界各地の国・地域のサッカー協会が加盟している。組織の公用語は英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語である。
FIFAの会長は現在ジャンニ・インファンティーノ氏で、2016年2月26日から務めている。国際大会や運営体制を巡る改革を進め、複数回の再選を経て在任している。
FIFAの最も強力な機関は、各加盟団体の代表者で構成されるFIFA会議(FIFA Congress)である。会議は原則年に一度開催され、規約の変更や主要な方針決定、会長・事務総長などの選出を行う権限を持つ。かつての執行機関であった「Executi ve Committee(執行委員会)」は組織改革により「FIFA Council(会長をトップとする評議会)」に改編され、日常的な運営や大会の開催に関する決定を行っている。
歴史の概略
- 創設期(1904年〜):欧州を中心に少数の協会で発足し、国際試合のルール統一や交流が目的だった。
- ワールドカップ創設(1930年〜):初のワールドカップは1930年に開催され、以後世界最大規模のスポーツイベントとなった。
- 戦後の拡大(1950年代〜):アジア・アフリカ・中南米の協会が増え、国際大会の多様化とプロ化が進んだ。
- 近代化と危機(1990年代〜2010年代):商業化による収益拡大と一方で組織内部の不祥事や汚職問題が表面化し、ガバナンス改革が求められた。
組織とガバナンス
- FIFA会議(Congress):全加盟協会が参加する最高意思決定機関。規約改定や加盟承認、主要な選挙を行う。
- FIFA Council(評議会):会長を中心とする執行機関で、日常運営、大会の日程・開催地の決定などを担う。
- 事務局(事務総長):事務的運営を統括し、各部署(競技、審判、規律、開発、財務など)を管理する。
- 倫理委員会・監査機関:規範順守や腐敗防止のための独立した審査・処分機関が設置されている。
主な大会と競技種別
- FIFAワールドカップ(男子):4年ごとに開催。各大陸の予選を勝ち抜いた代表が本大会に出場する。1930年に初開催。
- FIFA女子ワールドカップ:1991年に初開催。女子サッカーの国際最高峰大会で、競技人口の拡大とともに注目度が増している。
- 年齢別・クラブ大会:U-20、U-17の年代別ワールドカップ、FIFAクラブワールドカップなど。
- フットサル・ビーチサッカー:屋内のフットサルや砂上のビーチサッカーでも世界大会を主催している。
地域連盟と加盟
FIFAは世界を6つの地域連盟に分けてサッカーを組織的に運営している。各国協会がFIFA主催大会に出場するには、FIFAのほか自国が属す地域連盟への加盟が必要になる。主な連盟は次の通りである:AFC(アジア)、CAF(アフリカ)、CONCACAF(北中米カリブ)、CONMEBOL(南米)、OFC(オセアニア)、UEFA(欧州)。各連盟は地域大会の運営や予選方式の設定を行う。
技術・審判・規則の変化
- テクノロジー導入:ゴールラインテクノロジーやVAR(ビデオアシスタントレフェリー)など、競技の公平性向上のための技術が採用されている。VARは2018年ロシア大会で本格導入された。
- 審判育成:国際審判の育成や教育プログラム、試合運営の標準化を進める。
- ルール改正:IFAB(国際サッカー評議会)と連携し、ゲームの安全性・魅力向上のためのルール改定を行う。
開発支援と社会貢献
FIFAは加盟協会や地域への支援プログラムを実施している。主なものにスタジアムや施設整備、コーチ・審判の教育、女子サッカー振興、青少年育成支援などがあり、資金援助プログラム(例:FIFA Forward)を通じて現地のサッカー基盤づくりを支援している。
財務と商業活動
収入の主要源は放送権料、スポンサー収入、チケット収入である。これらの収益は大会運営費だけでなく、加盟協会への分配や開発プログラムに充てられる。透明性向上のための会計監査や報告も強化されている。
論争と改革
過去には汚職・贈収賄疑惑や開催地選定の不透明さが大きな批判を招き、2015年頃を中心に国際的な捜査や内部改革が行われた。以降、FIFAは規範強化や内部統制の改善、外部監査の導入などを進めてきたが、ガバナンスの透明性や説明責任に関する議論は継続している。
まとめ(ポイント)
- FIFAは国際サッカーを統括する世界的組織で、主要な国際大会を主催する。
- 歴史的に大きな影響力を持つ一方で、ガバナンス強化や透明性の確保が継続課題である。
- ワールドカップをはじめとする大会や開発支援を通じて、世界中のサッカー発展に関与している。
※本記事は概説であり、細かな数値(加盟国数や会長の任期など)は時期により変動するため、最新情報は公式発表やFIFAの公式サイトでご確認ください。
関連ページ
- FIFAワールドカップ
- FIFA女子ワールドカップ
- FIFAクラブ世界選手権
- アジアサッカー連盟
- アフリカサッカー連盟
- コンサカフェ
- コンメボル
- オセアニアサッカー連盟
- UEFA
質問と回答
Q:FIFAとは何ですか?
A:FIFAとはFédération Internationale de Football Associationの略で、国際サッカー(アソシエーションサッカーともいう)を統括する組織です。
Q:FIFAの主要な建物はどこにあるのですか?
A:FIFAの本部の建物は、スイスのチューリッヒにあります。
Q:FIFAが設立されたのはいつですか?
A:FIFAは1905年5月21日にパリで設立されました。
Q:FIFAにはいくつの国内協会が加盟しているのですか?
A: 209の国内協会がFIFAに加盟しています。
Q:FIFAが公式に使用している言語は何ですか?
A:英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語が公式言語として使用されています。
Q:現在のFIFA会長は誰ですか?
A: 2016年2月26日からジャンニ・インファンティーノが会長を務めています。
Q:FIFAが認めている地域連盟はいくつありますか?
A: FIFAが認める地域連盟は6つあり、世界7大陸で試合を管理しています。
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