ハー・マジェスティ(曲)|ビートルズ『アビイ・ロード』の隠しトラック
ポール・マッカートニーが作詞作曲・歌唱し、レノン=マッカートニー名義でクレジットされた短いアコースティック曲。ビートルズの『アビイ・ロード』の末尾に収録された、初期の隠しトラックの代表例として知られる。
「ハー・マジェスティ」(Her Majesty)は、ポール・マッカートニーが作詞作曲して歌った、非常に短いアコースティック曲である。作詞作曲者としてはレノン=マッカートニーのパートナーシップ名義でクレジットされている。『アビイ・ロード』はビートルズが1969年に発表したアルバムであり、本曲はその締めくくりに収録されている。演奏時間は数十秒にすぎず、オリジナル盤のジャケットには曲名が記載されなかった。このため、ポピュラー音楽における初期の隠しトラックのよく知られた例の一つとされる。
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1 画像概要
この曲は「陛下」に向けた、軽妙でやや不遜な呼びかけとして歌われる。簡素なアコースティック・ギター伴奏と、近接した会話的なボーカルが特徴である。展開を持つ楽曲というより、短い音楽的ヴィネットとして機能しており、快活でくだけたコーダは、アルバム終盤のメドレーにおける洗練されたプロダクションと対照をなす。作者はマッカートニーだったが、公式リリースにおけるクレジットは、バンドの標準的なレノン=マッカートニー表記に従っている。
作曲と録音
音楽的には簡潔で、アコースティック・ギターと独唱によって構成される。録音は意図的に親密なスタイルで行われた。演奏が唐突に終わるのは、編集の方法と最終マスターテープへの配置によるものである。その短さとローファイな提示は、完成されたスタジオ作品というより、即興的なひと言のような性格を本曲に与えている。
リリースと隠しトラックとしての位置づけ
当初、印刷されたアルバムの曲目リストから外されていた「ハー・マジェスティ」は、メドレーの予定された終結部の後、最終マスターテープの末尾に付け加えられた。直前の曲との間には短い無音部分があり、レコードを最後まで再生した聴き手に意外性をもたらす。ジャケットに記載されず、間を置いて予期せず現れることから、ロック・アルバムにおける隠しトラックの初期例として広く説明されている。後年の再発盤やデジタル版では曲目リストに表示されたり、提示方法が変更されたりすることもあるが、隠されたコーダとしての評判はこの曲の物語の一部であり続けている。
評価と特記事項
- 『アビイ・ロード』と、その直前に置かれた長いメドレーを遊び心豊かに締めくくる存在とみなされている。
- アルバムの曲順構成や、レコードにおける無音と驚きの創造的な利用を論じる際にしばしば引き合いに出される。
- より大きな作品群の中に、素朴でユーモラスな小品を組み込むマッカートニーの嗜好を示している。
作詞作曲者については、ポール・マッカートニーを参照。単純な構成と珍しい配置により、「ハー・マジェスティ」は、小さなスタジオ上の判断がポピュラー音楽の録音に長く残る興味深い存在を生み出し得る例として、ファンや音楽史家の間で注目され続けている。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com ハー・マジェスティ(曲)|ビートルズ『アビイ・ロード』の隠しトラック Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/43666
出典
- beatlesbible.com : "The Beatles Bible: Her Majesty"