新規株式公開(IPO)とは|上場の仕組み・目的・メリットをわかりやすく解説

IPOとは何か、上場の仕組みや目的、資金調達・成長メリット、事例と注意点を初心者向けに分かりやすく解説。

著者: Leandro Alegsa

新規株式公開(IPO)は、企業が初めて自社の株式を公開し、株式市場で一般投資家に売り出す手続きです。公募とは、一般大衆に提供される取引可能な資産のことを指します。IPOを通じて、非公開会社が公開会社へと移行し、成長資金を得たり、企業の信用力を高めたりします。主な目的は、事業拡大のための資金を調達することであり、なお、株式を売却する企業は、株式を購入した人にお金を返済する必要はありません。

IPOの目的

  • 資金調達:設備投資や研究開発、海外展開、借入金の返済など事業拡大のための資金を調達します。
  • 株主の流動性確保(出口):創業者やベンチャーキャピタルなど既存株主が持ち株を売却しやすくなります。
  • 信用力・知名度の向上:上場によって社会的信用が高まり、取引先や金融機関からの評価が上がります。
  • 人材獲得・インセンティブ:ストックオプションなど株式を報酬に使い、優秀な人材を引き付ける手段になります。

IPOのメリット

  • まとまった資金を一度に調達できる。
  • 会社の知名度や信用が向上し、取引拡大や採用に効果が期待できる。
  • 株式が市場で売買されることで、評価(時価総額)が見える化される。
  • 既存株主にとっては保有株の換金機会が増える。

IPOのデメリット・注意点

  • コストがかかる:上場準備費用、監査や引受手数料、上場維持費用などが発生します。
  • 開示義務が増える:四半期・半期決算の公表や適時開示など、情報開示の負担が大きくなります。
  • 経営の自由度が低下する可能性:多数の株主が関与するため短期的な市場評価に左右されやすくなります。
  • 株価変動リスク:初値や上場後の株価が大きく変動し、経営判断に影響を与えることがあります。

IPOの一般的な流れ

  • 事前準備:内部統制や会計制度の整備、ガバナンス強化、上場戦略の策定。
  • 主幹事(引受)証券会社の選定:上場手続きを支援する証券会社を決め、上場スケジュールを確定。
  • デューデリジェンスと目論見書作成:会計・法務・事業面での精査を受け、投資家向け資料(目論見書)を作成。
  • 証券取引所への上場申請・審査:取引所の上場基準を満たしているか審査されます。
  • 公募価格の決定(ブックビルディング):需要を集めて仮条件・公開価格を決め、投資家からの申込を受けます。
  • 上場・初値形成:証券取引所での初取引(初値)を経て、一般市場での売買が始まります。
  • 上場後の開示・運営:継続的開示義務やIR活動、株主対応を行います。ロックアップ(主要株主の売却制限)期間などにも注意が必要です。

公募と売出しの違い

  • 公募(新株発行):会社が新たに株式を発行して投資家に売ることで、発行した資金は会社の資金になります。
  • 売出し(既存株の売却):既存の株主が保有株を市場で売却することで、売却代金は売主(既存株主)に入ります。

よく使われる用語

  • 引受(主幹事):証券会社が投資家に株式を販売する役割を担うこと。
  • 目論見書:企業情報やリスク等を記載した投資家向けの公的文書。
  • ロックアップ:上場直後に主要株主の株式売却を一定期間制限する取り決め。
  • 初値:上場初日の最初の市場価格。公募価格と比較されやすい。
  • 時価総額:上場時や市場での企業価値の目安(発行済株式数×株価)。

まとめると、IPOは企業が成長のために資金調達や信用力向上を目的として行う重要な選択肢です。一方で、費用負担や情報開示などの負担も伴います。上場の是非は、事業計画、資本政策、経営体制などを総合的に判断して決めることが大切です。

最大規模のIPO

アリババのIPOは過去最大だった。現在、2019年のARAMKOは256億ドルで、過去最大となった。

2009年以前は、IPOの発行総額は米国がトップであった。しかし、それ以降は中国(上海、深セン、香港)が発行額トップになっている。2011年11月末までの調達額は730億米ドル。これは、ニューヨーク証券取引所とNASDAQを合わせた金額のほぼ2倍である。

  1. 中国農業銀行 221億米ドル(2010年)
  2. 中国工商銀行 219億米ドル(2006年)
  3. アメリカン・インターナショナル・アシュアランス 205億米ドル(2010年)
  4. ビザ・インク197億米ドル(2008年)
  5. ゼネラルモーターズ 181.5億米ドル(2010年)
  6. フェイスブック社160億米ドル(2012年)

質問と回答

Q: 新規株式公開(IPO)とは何ですか?


A: 新規株式公開(IPO)とは、ある企業の株式を証券取引所で初めて一般大衆に販売する株式公開の一種です。

Q: 株式公開とは何ですか?


A: 公募増資とは、一般に提供される流通可能な資産のことです。

Q: なぜ企業は新規株式公開を行うのですか?


A: 企業が新規株式公開を行うのは、事業拡大のための資金を調達し、上場企業になるためです。

Q: 非上場企業が新規株式公開を行うとどうなりますか?


A: 非上場企業が新規株式公開を行うと、上場企業に生まれ変わります。

Q: 株式公開の目的は何ですか?


A:株式公開の目的は、会社の資金を調達することです。

Q:新規株式公開で株式を購入した人に、会社はお金を返済する必要がありますか?


A:いいえ、新規株式公開で株式を売却する会社は、株式を購入した人にお金を返済する必要はありません。

Q:新規株式公開の際、会社の株式はどこで売られるのですか?


A: 株式は、新規株式公開の際に証券取引所で一般の人々に販売されます。


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