iPhone 8およびiPhone 8 Plusは、Apple Inc.が設計・開発したスマートフォンです。2017年9月12日に、より高価なiPhone Xと並んで発表され、2017年9月22日に発売されました。外観は従来のiPhoneのデザインを継承していますが、背面がガラス製になったことによりワイヤレス充電(Qi規格)に対応できるようになり、アルミニウムフレームと合わせて耐久性とデザイン性を両立しています。
主な特徴
- プロセッサ:Appleが設計したA11 Bionicチップを搭載。6コアCPU(高性能コア×2、高効率コア×4)、Apple製GPU、機械学習処理用のNeural Engineを備え、従来機よりアプリやゲームの処理が高速化されています。
- メモリとストレージ:ストレージは64GBと256GBの2種類。メモリはiPhone 8が2GB、iPhone 8 Plusが3GBで、iPhone Xと同じA11チップを搭載する一方、機種ごとにRAM容量は異なります。
- ディスプレイ:iPhone 8は4.7インチ、iPhone 8 Plusは5.5インチのRetina HDディスプレイ。True Toneテクノロジーにより周囲光に応じて色温度を自動調整し、自然な見え方を実現します。
- カメラ:iPhone 8は12MPの単眼カメラ(光学式手ぶれ補正付き)、iPhone 8 Plusは12MPの広角+望遠のデュアルカメラを搭載。8 Plusはポートレートモードや「ポートレートライティング」などの背景ぼかしや照明効果に対応します。写真画質・動画機能ともに改善され、4K動画撮影(最大60fps)や高効率なコーデック(HEIF/HEVC)に対応しています。
- ワイヤレス充電と高速充電:背面ガラスによりQi規格のワイヤレス充電が可能です。また、対応するUSB Power Delivery(PD)アダプタを使用することで高速充電が利用でき、短時間でバッテリー容量を大きく回復できます(急速充電用アダプタは別売り)。
- 認証・防水:ホームボタンに指紋認証のTouch IDを搭載。IP67等級の防塵・防水性能により、日常の水しぶきや短時間の浸水に耐えます。
- ソフトウェア:発売時のOSはiOS 11。後のiOSアップデートにより新機能が追加され、セキュリティや互換性も継続して改善されました。
8と8 Plusの違い
- サイズと重量:8は片手で扱いやすい4.7インチ、8 Plusはより大きな5.5インチで動画や写真確認がしやすいです。重量や本体サイズもそれに応じて異なります。
- カメラ機能:8 Plusは望遠レンズを備えるデュアルカメラのため、光学ズームやポートレート撮影が可能。8はシングルカメラですが、画像処理の向上により画質自体は大きく改善されています。
- メモリ:前述のとおり、RAM容量は8が2GB、8 Plusが3GBで、同じA11チップでもマルチタスク性能に差があります。
その他のポイント
- カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールドなどが販売されました。
- ステレオスピーカーを搭載し、従来より音量と立体感が向上しています。
- 性能面では当時の多くのアプリやゲームを快適に動かせるため、発売から年数が経過した現在でも実用に耐える機種が多く残っています。
まとめると、iPhone 8とiPhone 8 PlusはA11 Bionicによる処理性能、True Toneディスプレイ、ガラス背面によるワイヤレス充電対応などを特徴とするモデルです。iPhone Xと同時期に発表されたことで注目を集め、従来のホームボタンを残しながらもハードウェアとカメラ、充電方式の近代化が図られた機種といえます。

