イッツ・ア・グレート・フィーリングは、デヴィッド・バトラーが監督し、ワーナー・ブラザースが公開した1949年のアメリカ合衆国のミュージカル・コメディ映画である。もともとはTwo Guys and a Galとして発表されており、スタジオ・システムをやわらかく風刺しながら、当時の人気歌とダンスの見せ場を前面に出した、自覚的なバックステージ・ミュージカルとなっている。公開の時点では、ハリウッド・ミュージカルはなおスタジオ作品の重要な柱だった。

あらすじとトーン

物語は、小さな制作チームが新しい作品を立ち上げようとして、さまざまな浮き沈みに直面する様子を追う。恋愛、思い違い、ショービジネスでの張り合いを織り込みながら、映画は劇的な写実性よりも、演技そのものとスペクタクルを強調する。全体の調子は明るく親しみやすく、社会批判よりも、ボードビル風のユーモアと音楽的な見せ場に重点が置かれている。

キャストとカメオ出演

本作では、ドリス・デイの初期の主演作としての一面が見られ、デニス・モーガンとジャック・カーソンが共演するほか、おなじみのハリウッド俳優たちが脇を固めている。特に目を引くのは、スタジオ契約俳優や関係者たちによるカメオ出演の連続で、これはスタジオが作品に華やかさと一体感を与えるためによく用いた手法だった。

製作と公開

デヴィッド・バトラーの演出によって、本作は1940年代後半のスタジオ・ミュージカルの特徴を示している。舞台化されたナンバー、洗練された振付、そしてスターの存在感への重視である。ワーナー・ブラザースが配給し、同社のラインナップの中でも気軽に楽しめる作品として宣伝された。公開当時のプリントやのちのホームビデオ版では、音楽シーンと主演陣の魅力が強調されている。

評価と意義

一般に重要作として挙げられることは多くないが、本作は娯楽性の高さ、見覚えのある顔ぶれの集結、そしてやがてハリウッド最大級の興行スターの一人となるドリス・デイのキャリアにおける位置づけで記憶されている。映画史研究では、作品を生み出した産業の仕組みを祝い、同時に風刺した、スタジオ時代の自己言及的なミュージカルの一例として参照される。

参考文献

  • 基本的なクレジットと製作情報については、『イッツ・ア・グレート・フィーリング』の作品項目を参照。
  • 1940年代のワーナー・ブラザース・ミュージカルの背景については、スタジオ時代やミュージカル映画の通史を参照するとよい。