ジョイナリーとは — 定義・意味・由来をわかりやすく解説
ジョイナリーの定義・意味・語源を初心者向けに図解と具体例でやさしく解説。活用法や関連用語も網羅した、語学・用語研究に役立つ入門ガイド。
ジョイナリーの意味もある。
「ジョイナリー(joinery)」は、英語由来のカタカナ語で、主に木工に関する専門用語です。日本語では次のような意味や用法で使われます。
定義・意味
- 木工細工・造作:家具や扉・窓枠・階段など、部材を継ぎ合わせて作る木製の部品や仕上げのこと。特に工場や工房での精密な木工作業を指すことが多いです。
- 継手・接合技術:部材同士をつなぐ技術(ほぞ継ぎ、蟻継ぎなど)や、その技法全般を指して「ジョイナリー」と言う場合もあります。
由来(語源)
英語の "joinery"(動詞 join に名詞化の -ery が付いたもの)が語源です。英語圏では「木材を継いで作る仕事・職人(joiner)の仕事領域」を指します。日本語の「造作(ぞうさく)」「建具(たてぐ)」「家具製作」と重なる部分が多く、建築・内装の分野で外来語として使われます。
日本語での使い方と近い語
- 造作:建物の内部に取り付ける木製の仕上げや造り付け家具を指す言葉で、ジョイナリーの日本語的な対応語としてよく使われます。
- 建具:扉・窓枠など開閉する部材を指し、ジョイナリーの一部に当たります。
- 大工(だいく)・家具職人:ジョイナリーを行う職人の分類。英語の joiner が家具職人や木工職人を指す点に相当します。
ジョイナリーとカーペントリー(carpentry)の違い
英語圏では、joinery(家具や精密な木工作業)とcarpentry(家の骨組みや大工仕事)を区別します。日本語でも同様に、内装の細工や造作を指す場合はジョイナリー(造作・建具)と表現されることが多く、構造材を扱う大工仕事とは役割が異なります。
具体例・作業内容
- 造作家具(造り付けの棚やカウンター)の製作・取り付け
- 扉、窓枠、巾木(はばき)、廻り縁(まわりぶち)などの取り付け
- 階段や手すりの設計・加工・組立
- ほぞ継ぎ、蟻継ぎ、かんざしなどの伝統的な木工継手の加工
よく使う道具・技法
- 道具:かんな、のみ(鑿)、鋸(のこぎり)、ビス・クランプなど
- 技法:ほぞ(tenon)とほぞ穴(mortise)の組合せ、蟻継ぎ(dovetail)、箱組み(joinery box joints)など
例文
- 「新しいキッチンはジョイナリーで作った造り付け家具を中心に設計した。」
- 「ジョイナリー職人がオーダーメイドの扉を仕上げた。」
- 「英語の設計図には ‘joinery details’ と書かれており、造作の細部を指している。」
まとめ(使い分けの目安)
「ジョイナリー」は、主に内装や家具の細かい木工作業・造作を指す言葉です。日常的には日本語の「造作」や「建具」「家具製作」と言い換えられる場面が多く、設計図や建築・内装業界では外来語としてそのまま使われることもあります。構造的な大工仕事と区別して使うと意味が伝わりやすくなります。
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