カバディとは?初心者向けルール解説と国際競技ガイド
カバディの基本ルールと国際競技の詳しいガイド。初心者向けに得点法、ポジション、試合進行、戦術までわかりやすく解説。
カバディとは
カバディは南アジアの伝統的なチームスポーツで、素早さと力・戦術を組み合わせた競技です。2チームが相対するフィールドに分かれて配置され、交互に「レイダー(襲撃者)」を相手側に送り出して相手選手に触れてポイントを獲得し、自陣に戻ることを目指します。レイダーは襲撃中に息を止めながら、断続的に「カバディ(Kabaddi)」と唱え続ける必要があり、これが「ワンブレス制」の特徴です。
基本ルール(概略)
試合はターン制で進み、各ターンで1人のレイダーが相手陣地に入り、以下のいずれかで得点や失点が発生します。
- レイダーが相手選手にタッチ(タグ)して自陣へ戻れば、触れた人数分の得点が入る。
- レイダーがボーナスライン(大会・カテゴリーにより設置条件が異なる)をクリアすると、追加のボーナスポイントが入る場合がある。
- レイダーが一息で戻れなかったり、相手にタックルされて自陣に戻れなかった場合はそのレイダーが「アウト」となり、相手チームに1点が与えられる。
相手チームの選手をアウトにすると、その都度相手側は人数が減り、アウトになった選手は一時的に退場します。相手チームの全員が同時にアウトになると、これを「ロナ(lona)」または「オールアウト」と呼び、相手に追加ボーナス(通常2点)が与えられ、全員が復帰します。
フィールドと選手構成
国際的なスタンダード・スタイルでは、フィールドサイズや選手数が定められています。一般的な目安は以下の通りです(大会規定で異なる場合があります)。
- 男子フィールド:10メートル×13メートル
- 女子フィールド:8メートル×12メートル
- フィールド上:各チーム7人(通常)。控え選手も数名(大会により人数規定あり)。
選手数や控えの人数は大会規程によって異なりますが、国際試合では7人制が基本になっています。
得点と復帰の仕組み
基本的に、プレーヤーが「アウト」になるたびに相手チームに1点が入ります。レイダーが相手を1人タッチして自陣へ戻れば1点、複数人に触れればその人数分の得点になります。さらにボーナスラインなどの条件を満たすと追加点が入ることがあります。
チームが「オールアウト(全員アウト)」になった場合、相手チームは通常2点のボーナス(ロナ)を獲得し、オールアウトしたチームの選手は全員復帰します。また、相手が得点するたびにアウトになっている自チームの選手が1名ずつ復帰するルールが一般的です(大会ルールに準拠)。
レイダーの制限とアウトになる代表的なケース
- レイダーが一息で「カバディ」と唱え続けられず息を吸ってしまうとアウトになる場合がある(大会の判定基準に依存)。
- レイダーが相手に触れられずに自陣へ戻れなかった場合はアウト。
- レイダーの体の一部が境界線の外側の地面に触れた場合(ただし、相手との格闘中に相手に押されて出たケースは審判の判定による)などでアウトになることがある。
試合時間・審判体制
国際標準では試合時間は前後半各20分、ハーフタイム休憩が設けられることが多く、一般的に前半と後半の間に約5分のハーフタイム休憩があります。大会によっては延長戦やタイムアウトの規定があります。
審判団は主審や線審、スコアラー、タイムキーパーなど複数の役割で構成されます。原文の記述を保つと次のようになります:試合の監督は6人の審判員が行います:1人の審判員、2人の審判員、1人のスコアラー、2人のアシスタントスコアラー。ただし大会や団体によって配置・人数は異なることがあります。
歴史と国際競技としての発展
カバディは古くから南アジアで行われてきた競技で、近代ではインドを中心に組織化・競技化が進みました。20世紀以降に国内外でルールの統一や大会の開催が進み、アジア競技大会などの国際大会でも採用されています。近年はプロリーグ(例:インドのプロ・カバディリーグ)など商業的な大会の台頭により、競技人口・観客ともに増加しています。
競技の魅力と戦術
カバディの魅力は短時間での駆け引きと、個々の技術(タックル、ブロック、フェイント)およびチームの連携にあります。レイダーは相手の守備構成や時間を見て接触を試み、守備側は複数人で囲んで捕まえる連携が求められます。これにより、攻守ともに戦術的な奥深さが生まれ、観戦競技としても人気です。
国際大会や観戦のポイント
- 代表的大会:アジア大会、ワールドカバディ選手権、各国の国内リーグなど。
- 観戦のコツ:レイダーがどのタイミングでボーナスを狙うか、守備がどう連携して囲い込むかに注目すると戦術がわかりやすい。
以上がカバディの基本的なルールと国際競技としての概要です。大会やカテゴリー(ジュニア・シニア、男女別など)によって細かなルールや規定は異なりますので、実際に観戦・競技参加する際は大会規程を確認してください。
カバディワールドカップ
2004年男子ワールドカップ
カバディワールドカップは2004年に初めて開催されました。2007年、2010年、2016年と再び開催されました。これまでのところ、インドはカバディワールドカップで無敗のチャンピオンです。次に成功した国はイランで、2度の準優勝を果たしています。韓国は2010年に準優勝しました。
女子ワールドカップ
女子カバディワールドカップは、2012年に初めてインドのビハール州パトナで開催されました。インドは決勝の金でイランを破って選手権を獲得しました。
質問と回答
Q: カバディとは何ですか?
A:カバディは南アジアのチームスポーツで、2つのチームが交互に「レイダー」を相手側のハーフに送り込み、相手チームのメンバーにタックルしてポイントを獲得します。
Q:男女のフィールドの広さを教えてください。
A:男子のフィールドは10m×13m、女子は8m×12mです。
Q:レイド中は何を唱えればいいのですか?
A:レイド中は息を止めて「Kabaddi」と唱えなければなりません。
Q: カバディではボーナスポイントを何と呼びますか?
A: ボーナスポイントは、カバディでは「ロナ」と呼ばれます。
Q:1試合の時間はどのくらいですか?
A: 1試合は20分で、ハーフタイムに5分間の休憩があり、チームが入れ替わります。
Q:現代版カバディを創設したのは誰ですか?A:現代版カバディは、マハラシュトラ州で創設されました。
Q: インドが初めて国際的なレベルでカバディを披露したのはいつですか?A: インドが初めて国際的なレベルでカバディを披露したのは、1937年のオリンピックのときです。
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