カール=ハインツ・クンデ(1938年1月6日 – 2018年1月15日)は、登坂力と小柄な体格で知られたドイツのプロロードレース選手である。生まれ育ち、後に拠点も置いたケルンを中心に活動し、1960年代から1970年代初めにかけてプロとして走り、ヨーロッパのステージレースで広く知られる存在となった。
競技歴の概要
クンデは主にロードレーサーとして、ワンデーレースやステージレースに出場した。1960年代にはツール・ド・フランスに複数回出場し、これによってドイツ国外でも知名度を高めた。総合成績で圧倒するタイプではなかったが、山岳ステージでの走りと闘志あふれるレース運びは、ライバルや評論家から高く評価された。
走り方とあだ名
小さな体格と軽量な体は、彼を有能なクライマーにした。その体つきと、急勾配で高い走力を発揮できることから、ファンや記者は親しみを込めていくつもの呼び名で彼を呼んだ。代表的な呼称には次のようなものがある。
- Bergfloh(ドイツ語で「山のノミ」)で、登坂の俊敏さを表したもの。
- Karl, der Kurze(「背の低いカール」)で、身長に由来するもの。
- Le petit Kundeで、フランスのレース中に記者が用いたフランス語の呼び名。
これらの呼び名は、彼の身体的特徴が人々の印象を形作ったこと、そしてチームやレースの中で彼が担った役割をよく示している。つまり、山岳区間を動かし、起伏の多い地形でチームリーダーを支える軽量級の走者としての役割である。
晩年と遺産
1970年代初めにプロ競技から退いた後も、クンデは自転車競技とつながり続けた。故郷に自転車店を開き、地元のサイクリング界に関わりながら、愛好家や若い選手たちに経験を伝えた。彼の経歴は、個性と粘り強さに満ちたものとして、また大型チームが支配しがちな時代に、小柄でも強い意志を持つ選手が存在感を示せることを示した例として記憶されている。
クンデは2018年1月15日、ケルンで80歳で死去した。ドイツの自転車競技史において、山岳での走りとスポーツの大衆的な想像力の中に個性と不屈さを刻んだ人物として記憶されている。