忠実なとは 意味と定義 英語訳loyalの使い方と例文
Loyalは英語で「忠実な」「忠誠心のある」「(人や組織に)信義を尽くす」といった意味を持つ形容詞です。日本語の「忠実な」は人間関係だけでなく、ペットや顧客の態度、国家への忠誠など広い場面で使われます。
意味と定義
- 忠実な(ちゅうじつな):信頼や義理を守り、裏切らないさま。
- 忠誠心のある:特定の人・組織・信念に対して深い敬意や献身を持つさま。
- 誠実な・献身的な:文脈によっては「誠実な」「献身的な」と訳されることもありますが、完全に同義ではありません(後述参照)。
ニュアンスの違い(類義語との比較)
- 忠実な:義理や契約、信頼関係に基づいて行動することを強調します(例:犬が飼い主に忠実である)。
- 誠実な:真面目で正直な性格や態度を指すことが多く、必ずしも「特定の相手に尽くす」意味を含まないことがあります。
- 信頼できる / reliable:能力や結果に対する信頼性を表し、忠誠(loyalty)とは用途が異なる場合があります。
英語での使い方(基本パターン)
- 形容詞として名詞を修飾する:a loyal friend(忠実な友人)
- 述語として使う:He is loyal to his family.(彼は家族に忠実だ。)
- 前置詞は通常 to を用いる:loyal to ~(~に忠実である)
- 対応する名詞は loyalty(忠誠、忠実さ)です:show loyalty(忠誠を示す)
例文(英語 → 日本語)
- She is a loyal friend. — 彼女は忠実な友人だ。
- Employees who are loyal to the company often stay long-term. — 会社に忠誠心のある従業員は長く勤めることが多い。
- The dog has always been loyal to its owner. — その犬はいつも飼い主に忠実だった。
- Customers show loyalty to brands that they trust. — 顧客は信頼しているブランドに対して忠誠を示す。
- He remained loyal to his beliefs despite criticism. — 批判があっても彼は信念に忠実であり続けた。
使うときの注意点
- 「忠実な」は文脈によって肯定的にも否定的にも受け取られます。過度に従順であることを批判する際に使われることもあります(例:上司に盲目的に従う)。
- 「忠誠心(loyalty)」と「信頼性(reliability)」は似ている場面もありますが、前者は人や組織への忠義、後者は機能や能力に対する信頼を指す点で区別されます。
- 恋愛関係では faithful(浮気をしない)とほぼ同義で使われることが多く、ニュアンスを確認して訳語を選びましょう。
関連表現と例
- be loyal to ~(~に忠実である)
- remain loyal(忠誠を保ち続ける)
- loyal customer / loyal client(常連客/ロイヤルカスタマー)
- show loyalty(忠誠を示す)
総じて、Loyal(忠実な)は人や組織、信念に対して変わらぬ支持や献身を表す語であり、場面によっては「誠実さ」「献身性」「従順さ」といった別の語と重なりつつも、独自のニュアンスを持ちます。