マルグリット・チャップマン(1918–1999)とは|1940〜70年代のアメリカ映画・テレビ女優
マルグリット・チャップマン(1918–1999):1940〜70年代のハリウッド映画・テレビで活躍した名女優。『男の世界』『七年目の浮気』等、出演75本の軌跡を紹介。
マルグリット・チャップマン(1918年3月9日 - 1999年8月31日)は、1940年代から1970年代にかけて活動したアメリカの映画・テレビ女優。ニューヨーク州チャタム出身で、もともとはホワイトプレーンズで電話交換手として働いていたが、ニューヨークのジョン・パワーズ代理店でモデルとしての仕事を始め、写真集や雑誌の表紙を飾るようになった。1939年12月にハリウッドへ渡り、1940年に映画デビューを果たして以降、長年にわたりスクリーンとテレビで活躍した。
経歴
チャップマンは地方出身ながらモデル業をきっかけに映画界に入った典型的なスターの一人である。ハリウッド到着後はスタジオのシステムの下で着実に仕事を重ね、主役級から助演まで幅広い役どころをこなした。1940年代から1950年代にかけては映画での活動が目立ち、1950年代後半以降はテレビ番組へのゲスト出演が増え、1960年代から70年代にかけてはテレビ中心の活動となった。
映画とテレビでの仕事
長編映画には合計で約75本に出演しており、ジャンルもドラマ、サスペンス、コメディ、SF、ウェスタンなど多岐にわたる。代表的な作品やゲスト出演したテレビ番組には次のようなものがある。
- 男の世界(1942) — 1940年代の主要な出演作の一つ
- 七年目の浮気(1955) — 人気作への出演例
- 驚異の透明人間(1960) — SFジャンルでの出演
- テレビゲスト出演:Hawaii Five-O, Marcus Welby, M.D., Laramie, Police Story, Barnaby Jones など
映画黄金期のスタジオシステムの中で、チャップマンは安定したキャリアを築き、スクリーンではしばしば芯のある女性像やサポート的な重要キャラクターを演じた。1950年代以降のテレビ隆盛期には、多くの人気シリーズにゲスト出演して視聴者の目に触れる機会を増やした。
私生活と引退
俳優業は1977年に引退。以後は公の場での活動は少なくなり、引退後はカリフォルニア州バーバンクで暮らしていた。1999年8月31日にバーバンクで亡くなった。
評価と遺産
マルグリット・チャップマンは、ハリウッドのスタジオ時代からテレビ時代へと移行した女優の好例であり、数多くの作品で堅実な演技を残した。特定の受賞歴や派手なスキャンダルに彩られることは少なかったものの、クラシック映画や往年のテレビシリーズのファンの間ではいまも記憶されている存在である。彼女が出演した作品は、古典映画の上映やオンデマンド、専門チャンネルで紹介されることがあり、映画史やテレビ史の一端を知る上で参考になる。
1953年に撮影されたチャップマン
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