バルバドス君主制(1966年–2021年)
1966年から2021年までのバルバドスの立憲君主制について、その役割、制度、歴史、2021年11月30日の共和制移行、現在に残る象徴と制度上の区別を解説する。
概要
バルバドス君主制は、1966年の独立から2021年11月30日に同国が共和制へ移行するまで、イギリス君主が島の儀礼的な国家元首を務めた制度である。エリザベス2世は1952年にイギリス王位に即位していたが、独立国バルバドスの君主としての役割は独立時に始まり、共和制への変更まで同国憲法の下で継続した。この期間、国王は、国内で国家の正式な職務の大半を担う総督職の法的基盤となった。
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10 画像役割と制度
憲法上の仕組みでは、君主の権限の大部分は、バルバドスの閣僚の助言に従って行動する、現地で任命された総督によって行使された。総督は国家の継続性を象徴し、法案への裁可、首相の正式任命、儀礼上の職務などを担った。実際には、これらの責務は憲法慣行および選挙で選ばれた政府の方針に導かれていた。
主な職務
- 議会が可決した法律に裁可を与えること。
- 通常は閣僚の助言に基づき、首相その他の閣僚を任命または解任すること。
- 議会の開会・解散その他の国家としての正式行為を行うこと。
- 通貨や公印を含む国家の象徴と儀礼の中心となること。
歴史と移行
バルバドスは17世紀から1966年に独立を達成するまでイギリス植民地であった。独立に際して同国はコモンウェルス内の立憲君主国となった。君主はイギリス君主と同一人物であったが、バルバドス憲法の下では別個の法的役割を果たした。共和制化をめぐる議論は数十年にわたって展開され、最終的に憲法改正へと至った。2021年11月30日、バルバドスは君主制と総督職を廃止し、これらを国内で任命される大統領に置き換えた。これにより、同国はコモンウェルスの加盟国であり続けながら議会共和制となった。
象徴、遺産と区別
君主制は多くの国家の公式な象徴に影響を与えた。君主の肖像は硬貨、切手、公式の場所に用いられ、王室の栄典は栄典制度の一部であった。共和制への移行により、それまで王冠に結び付けられていた儀礼的機能は新たな大統領職へ移され、徽章や一部の制度にも変更が促された。コモンウェルス王国と共和国の違いは文化的なものではなく憲法上のものであり、国家元首に共和制の形態を採用してもコモンウェルスにとどまることは可能である。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com バルバドス君主制(1966年–2021年) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/65947