ネイティブの定義とは?意味・種類・用例をわかりやすく解説
「ネイティブの定義」を初心者にも丁寧に解説。意味・種類・用例を具体例でわかりやすく紹介し、誤解をスッキリ解消します。
ネイティブの意味もある。
「ネイティブ」の基本的な意味
「ネイティブ」は英語の native をカタカナ化した語で、文脈によっていくつかの意味があります。大きく分けると次のような用法が一般的です。
- 母語・母語話者としての「ネイティブ」:ある言語を幼少期から自然に習得した人(=母語話者)。例:「ネイティブスピーカー」「ネイティブチェック」
- 生まれつき持つ性質(生得的):先天的・生来の性質を指す場合。例:「ネイティブな才能」
- 在来・固有(主に生物・地理):ある場所に元来存在すること。日本語では「在来種」「固有種」に相当します。
- 技術分野での「ネイティブ」:ソフトウェアやアプリが特定の環境で直接動作することを示す。例:「ネイティブアプリ」「ネイティブコード」
- 広告分野の「ネイティブ広告」:媒体の文脈に自然に溶け込む形の広告(英語の native advertising)
具体的な用例(会話や文章での使い方)
- ネイティブスピーカー:英語のネイティブスピーカーに校正してもらった。
- 母語として:私のネイティブは日本語です(=母語は日本語です)。
- 在来の意味:この島には珍しいネイティブの植物が多い(=在来植物)。
- 技術的意味:ネイティブアプリは端末の機能を直接利用できる。
- 表現の比較:「ネイティブ並み」や「ネイティブレベル」は主観的で明確な基準がないため注意が必要。
「ネイティブ」と「母語」「先住民」「在来種」などの違い
類似する日本語訳が複数ありますが、文脈で使い分けることが大切です。
- 母語(ぼご)/母語話者:言語習得の起点に注目。幼少期から使っている言語を指します。ネイティブ=母語話者として使われることが多い。
- 先住民(せんじゅうみん、indigenous people):民族や人々の「先住(先に住んでいる)」という意味。言語とは別に社会文化的概念。
- 在来種・固有種:生態学での「ネイティブ」はこの意味で用いられます。
注意点・使い方のルール
- 能力=価値ではない:ネイティブであることが必ずしも言語運用の「優越」を意味するわけではありません。教育や専門性によって表現力は変わります。
- 差別的な使い方に注意:採用や評価で「ネイティブでなければダメ」とすると差別につながる場合があります。具体的な業務要件(例:翻訳の品質担保のため母語話者による校正が必要)を明示しましょう。
- 「ネイティブ並み」「ネイティブレベル」:何をもって「並み」や「レベル」とするかは曖昧です。試験結果や具体的なスキルで示すと誤解が減ります。
- 表記の揺れ:ネイティブの前に「の」を付けるか、直接名詞化するかで自然さが変わります(例:「ネイティブの英語」「ネイティブ英語」など)。
よく使われる表現と例文
- ネイティブスピーカー:彼は英語のネイティブスピーカーだ。
- ネイティブチェック:翻訳後にネイティブチェックを受けると自然な表現になる。
- ネイティブアプリ:このゲームはネイティブアプリとしてiOSとAndroidで提供されている。
- 在来(ネイティブ)種:この島には多くのネイティブ種が生息している。
まとめ(ポイント)
- 「ネイティブ」は文脈によって意味が変わる:母語話者、生来の性質、在来性、技術用語など。
- 言語に関しては「ネイティブ=母語話者」として使われることが多いが、能力や価値と混同しない。
- 採用や評価で使う際は具体的な基準を示すことが重要。
- 技術・生態・文化など分野ごとの使い方を理解して適切に用いよう。
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