NBAファイナルとは?歴史・方式・ラリー・オブライエン杯の概要
NBAファイナルの歴史、ベストオブセブン方式、名誉のラリー・オブライエン杯までを初心者にも分かりやすく解説。
NBAファイナルは、かつて「NBAワールドチャンピオンシップシリーズ」と呼ばれていた、全米バスケットボール協会(NBA)のチャンピオンを決めるシリーズです。イースタン・カンファレンスとウェスタン・カンファレンスのそれぞれのファイナル(イースタン・カンファレンス・ファイナルに勝利したチーム、ウェスタン・カンファレンス・ファイナルに勝利したチーム)が対戦し、7試合制(ベスト・オブ・セブン)で優勝が決まります。第1回の優勝決定戦は1947年に行われ、以降シーズン終了時に歴史的な決戦として開催されてきました。
概要
- 方式:ベスト・オブ・セブン(先に4勝したチームが優勝)
- 開催時期:通常はプレーオフが5月に始まり、NBAファイナルは5月下旬〜6月中旬に行われることが多い
- ホームコート:原則としてレギュラーシーズンの成績が良いチームにホームコートアドバンテージが与えられる
- 賞:優勝チームにはラリー・オブライエン杯(Larry O'Brien Trophy)が授与され、シリーズ最優秀選手にはビル・ラッセルNBAファイナルMVP(Bill Russell NBA Finals Most Valuable Player Award)が選ばれる
歴史的な流れ
- 1947年:BAA(Basketball Association of America)時代に第1回大会が開催され、その後NBAとの合併を経て現在の形式に発展
- 名称:長らく「NBAワールドチャンピオンシップシリーズ」と呼ばれていた時期があり、1987年以降は一般に「NBAファイナル(NBA Finals)」という呼称が定着
- トロフィーの変遷:創設当初はウォルター・A・ブラウン・トロフィーなどが存在し、現在のデザインはラリー・オブライエン杯として知られる(後述)
シリーズ方式とホームゲーム配分の変遷
- 現在の方式:5試合目以降を含めた「2‑2‑1‑1‑1」形式が採用されており、ホームコートアドバンテージを持つチームが第1・2・5・7戦をホームで行う
- 過去の変更点:1985年〜2013年は「2‑3‑2」方式(ホームコート側が第1・2・6・7戦)を採用していたが、2014年に再び「2‑2‑1‑1‑1」方式へ戻された
- ホームコートの決定:原則としてレギュラーシーズンの勝率で比較し、勝率が高いチームにホームコートアドバンテージが与えられる
ラリー・オブライエン杯(トロフィー)
- 名前の由来:ラリー・オブライエンは1975〜1984年までNBAのコミッショナーを務めた人物で、優勝トロフィーは彼の名を取って「ラリー・オブライエン杯」と呼ばれる
- 授与:NBAファイナルで優勝したチームにトロフィーが授与され、チームと選手の栄誉の象徴となる
関連の個人賞と記録
- ファイナルMVP:シリーズを通じて最も活躍した選手に与えられる賞で、歴史的な名プレーヤーが受賞している(現在はビル・ラッセルの名を冠している)
- 最多優勝チーム:NBA創設以来、ボストン・セルティックスとロサンゼルス・レイカーズが歴代最多優勝を争っている(時期によって変動)
- 名勝負:NBAファイナルはプレーの質が非常に高く、多くの歴史的・劇的なシリーズが生まれている(例:決着が最終戦までもつれたシリーズ、逆転が起きたシリーズなど)
テレビ中継と国際的な影響
- 放送:国内外で高い視聴率を誇り、アメリカでは主要テレビネットワークが中継。国際的にも多くの国で放送され、NBAの人気と影響力を象徴するイベントとなっている
- 経済的影響:試合開催地には観戦者・メディアが集まり、地域経済にも大きな影響を与える
以上がNBAファイナルの概要と主要なポイントです。歴史、方式、トロフィー、関連賞や記録などを押さえておくと、シーズン終盤の注目イベントとしてより楽しめます。
NBA王者一覧
| 年 | ウェスタン・チャンピオン | マージン | イースタン・チャンピオン |
| 1947 | シカゴスタッグス | 1-4 | フィラデルフィア・ウォリアーズ |
| 1948 | ボルチモア・ブレッツ | 4-2 | フィラデルフィア・ウォリアーズ |
| 1949 | ミネアポリス・レイカーズ | 4-2 | ワシントンキャピトルズ |
| 1950 | ミネアポリス・レイカーズ | 4-2 | シラキュースナショナルズ |
| 1951 | ロチェスター・ロイヤルズ | 4-3 | ニューヨーク・ニックス |
| 1952 | ミネアポリス・レイカーズ | 4-3 | ニューヨーク・ニックス |
| 1953 | ミネアポリス・レイカーズ | 4-1 | ニューヨーク・ニックス |
| 1954 | ミネアポリス・レイカーズ | 4-3 | シラキュースナショナルズ |
| 1955 | フォートウェイン・ピストンズ | 3-4 | シラキュースナショナルズ |
| 1956 | フォートウェイン・ピストンズ | 1-4 | フィラデルフィア・ウォリアーズ |
| 1957 | セントルイス・ホークス | 3-4 | ボストン・セルティックス |
| 1958 | セントルイス・ホークス | 4-2 | ボストン・セルティックス |
| 1959 | ミネアポリス・レイカーズ | 0-4 | ボストン・セルティックス |
| 1960 | セントルイス・ホークス | 3-4 | ボストン・セルティックス |
| 1961 | セントルイス・ホークス | 1-4 | ボストン・セルティックス |
| 1962 | ロサンゼルス・レイカーズ | 3-4 | ボストン・セルティックス |
| 1963 | ロサンゼルス・レイカーズ | 2-4 | ボストン・セルティックス |
| 1964 | サンフランシスコ・ウォリアーズ | 1-4 | ボストン・セルティックス |
| 1965 | ロサンゼルス・レイカーズ | 1-4 | ボストン・セルティックス |
| 1966 | ロサンゼルス・レイカーズ | 3-4 | ボストン・セルティックス |
| 1967 | サンフランシスコ・ウォリアーズ | 2-4 | フィラデルフィア 76ers |
| 1968 | ロサンゼルス・レイカーズ | 2-4 | ボストン・セルティックス |
| 1969 | ロサンゼルス・レイカーズ | 3-4 | ボストン・セルティックス |
| 1970 | ロサンゼルス・レイカーズ | 3-4 | ニューヨーク・ニックス |
| 1971 | ミルウォーキー・バックス | 4-0 | ボルチモア・ブレッツ |
| 1972 | ロサンゼルス・レイカーズ | 4-1 | ニューヨーク・ニックス |
| 1973 | ロサンゼルス・レイカーズ | 1-4 | ニューヨーク・ニックス |
| 1974 | ミルウォーキー・バックス | 3-4 | ボストン・セルティックス |
| 1975 | ゴールデンステート・ウォリアーズ | 4-0 | ワシントン・ブレッツ |
| 1976 | フェニックス・サンズ | 2-4 | ボストン・セルティックス |
| 1977 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 4-2 | フィラデルフィア 76ers |
| 1978 | シアトルスーパーソニックス | 3-4 | ワシントン・ブレッツ |
| 1979 | シアトルスーパーソニックス | 4-1 | ワシントン・ブレッツ |
| 1980 | ロサンゼルス・レイカーズ | 4-2 | フィラデルフィア 76ers |
| 1981 | ヒューストン・ロケッツ | 2-4 | ボストン・セルティックス |
| 1982 | ロサンゼルス・レイカーズ | 4-2 | フィラデルフィア 76ers |
| 1983 | ロサンゼルス・レイカーズ | 0-4 | フィラデルフィア 76ers |
| 1984 | ロサンゼルス・レイカーズ | 3-4 | ボストン・セルティックス |
| 1985 | ロサンゼルス・レイカーズ | 4-2 | ボストン・セルティックス |
| 1986 | ヒューストン・ロケッツ | 2-4 | ボストン・セルティックス |
| 1987 | ロサンゼルス・レイカーズ | 4-2 | ボストン・セルティックス |
| 1988 | ロサンゼルス・レイカーズ | 4-3 | デトロイト・ピストンズ |
| 1989 | ロサンゼルス・レイカーズ | 0-4 | デトロイト・ピストンズ |
| 1990 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 1-4 | デトロイト・ピストンズ |
| 1991 | ロサンゼルス・レイカーズ | 1-4 | シカゴ・ブルズ |
| 1992 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 2-4 | シカゴ・ブルズ |
| 1993 | フェニックス・サンズ | 2-4 | シカゴ・ブルズ |
| 1994 | ヒューストン・ロケッツ | 4-3 | ニューヨーク・ニックス |
| 1995 | ヒューストン・ロケッツ | 4-0 | オーランド・マジック |
| 1996 | シアトルスーパーソニックス | 2-4 | シカゴ・ブルズ |
| 1997 | ユタ・ジャズ | 2-4 | シカゴ・ブルズ |
| 1998 | ユタ・ジャズ | 2-4 | シカゴ・ブルズ |
| 1999* | サンアントニオ・スパーズ | 4-1 | ニューヨーク・ニックス |
| 2000 | ロサンゼルス・レイカーズ | 4-2 | インディアナ・ペイサーズ |
| 2001 | ロサンゼルス・レイカーズ | 4-1 | フィラデルフィア 76ers |
| 2002 | ロサンゼルス・レイカーズ | 4-0 | ニュージャージー・ネッツ |
| 2003 | サンアントニオ・スパーズ | 4-2 | ニュージャージー・ネッツ |
| 2004 | ロサンゼルス・レイカーズ | 1-4 | デトロイト・ピストンズ |
| 2005 | サンアントニオ・スパーズ | 4-3 | デトロイト・ピストンズ |
| 2006 | ダラス・マーベリックス | 2-4 | マイアミ・ヒート |
| 2007 | サンアントニオ・スパーズ | 4-0 | クリーブランド・キャバリアーズ |
| 2008 | ロサンゼルス・レイカーズ | 2-4 | ボストン・セルティックス |
| 2009 | ロサンゼルス・レイカーズ | 4-1 | オーランド・マジック |
| 2010 | ロサンゼルス・レイカーズ | 4-3 | ボストン・セルティックス |
| 2011 | ダラス・マーベリックス | 4-2 | マイアミ・ヒート |
| 2012 | オクラホマシティ・サンダー | 1-4 | マイアミ・ヒート |
| 2013 | サンアントニオ・スパーズ | 3-4 | マイアミ・ヒート |
| 2014 | サンアントニオ・スパーズ | 4-1 | マイアミ・ヒート |
| 2015 | ゴールデンステート・ウォリアーズ | 4-2 | クリーブランド・キャバリアーズ |
| 2016 | ゴールデンステート・ウォリアーズ | 3-4 | クリーブランド・キャバリアーズ |
| 2017 | ゴールデンステート・ウォリアーズ | 4-1 | クリーブランド・キャバリアーズ |
| 2018 | ゴールデンステート・ウォリアーズ | 4-0 | クリーブランド・キャバリアーズ |
| 2019 | ゴールデンステート・ウォリアーズ | 2-4 | トロント・ラプターズ |
| ナショナルバスケットボールアソシエーション | |||||
| イースタンカンファレンス | ウエスタンカンファレンス | ||||
| 大西洋 | 中央 | 南東 | パシフィック | サウスウェスト | |
| ボストン・セルティックス | シカゴ・ブルズ | アトランタ・ホークス | デンバーナゲッツ | ゴールデンステート・ウォリアーズ | ダラス・マーベリックス |
| ブルックリン・ネッツ | クリーブランド・キャバリアーズ | シャーロット・ホーネッツ | ミネソタ・ティンバーウルブズ | ロサンゼルス・クリッパーズ | ヒューストン・ロケッツ |
| ニューヨーク・ニックス | デトロイト・ピストンズ | マイアミ・ヒート | オクラホマシティ・サンダー | ロサンゼルス・レイカーズ | メンフィス・グリズリーズ |
| フィラデルフィア 76ers | インディアナ・ペイサーズ | オーランド・マジック | ポートランド・トレイルブレイザーズ | フェニックス・サンズ | ニューオーリンズ・ペリカンズ |
| トロント・ラプターズ | ミルウォーキー・バックス | ワシントン・ウィザーズ | ユタ・ジャズ | サクラメント・キングス | サンアントニオ・スパーズ |
| 毎年恒例のイベントオールスターウィークエンド(オールスターゲーム(MVP)、ルーキーチャレンジ、シューティングスターズコンテスト、スキルチャレンジ、スラムダンクコンテスト、スリーポイントシュートアウト)、ドラフト、ファイナル(MVP)、プレイオフ、サマーリーグ | |||||
| その他50人の偉大な選手 - アリーナ - 批判と論争 - ドレスコード - ヨーロッパライブツアー - Gリーグ - ラリーオブライエントロフィー - チャンピオンリスト - 現在のチームロースターリスト - ヘッドコーチリスト - 選手リスト(外国人選手) - 中西部地区 - NBAテレビ - 記録(オールスターゲーム) - サラリーキャップ - WNBA | |||||
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