日本王代一覧(日本の君主一覧表)
林家が17世紀に編纂し、後にアイザック・ティチングがフランス語に翻訳した日本の天皇年代一覧。近世以前の日本における帝位継承史の重要な資料である。
概要
日本王代一覧(にほんおうだいいちらん、しばしば「Nihon Ōdai Ichiran」とローマ字表記される)は、江戸時代初期に編纂された日本の天皇に関する簡潔な年代記的一覧である。短い記事と表の連なりとして構成され、君主を継承順に掲げ、伝統的な在位年代と各治世における重要な出来事の簡単な注記を記す。この著作は、学者や官吏が皇統の継承を読みやすく、権威ある形で参照できるように作られた。
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2 画像著者と編纂
この年代記は、徳川幕府の顧問を務めた著名な朱子学者の系統である林家と関係づけられている。17世紀に、先行する古典的年代記や公的記録を簡潔な帝王一覧へと総合するために編纂された。林家の学統は道徳的・政治的な教化を重視しており、同派が生み出した著作はしばしば統治と教育に役立つ形で歴史を整理することを目的としていた。
内容と形式
本書は天皇を表形式または編年体の形式で配列し、君主名、伝統的な即位年および崩御年、治世中に用いられた元号、注目すべき出来事の一行程度の要約を示す。神話時代に関する初期の記事は簡略で伝説的な性格を帯びる一方、後世の、史料によって裏づけられた君主の記事はより具体的である。古事記や日本書紀などの年代記、ならびに朝廷の記録を含む古典的史料に依拠するため、本書は近世日本の歴史叙述に典型的なかたちで、伝説的伝承と文書史料を織り交ぜている。
翻訳とヨーロッパでの受容
19世紀初頭、オランダ東インド会社の役人で日本写本の収集家でもあったアイザック・ティチングが、この年代記の翻訳を作成した。彼のフランス語版は、死後の1834年にAnnales des empereurs du Japonとして刊行され、日本の歴史資料をヨーロッパの読者に紹介した最初期の本格的な著作の一つとなった。開国期の学者や外交官にとって、ティチングの著作は利用可能な皇統年代の枠組みを提供し、日本に記録された過去への関心をさらに促した。
意義と限界
日本王代一覧は、歴史的な参照資料として、また江戸時代の歴史編纂の一例として、現在も有用である。日本における皇室の過去に関する公的知識と、初期の西洋の日本叙述の双方に影響を与えた。ただし現代の歴史学者は、その初期の一覧を慎重に扱う。最古の天皇の治世は神話的年代記に基づいており、独立した考古学的確認を欠くためである。独立した記録や碑文が存在する後代については記事の信頼性は高まるが、それでも同時代の一次史料との照合が望ましい。
主な特徴と用途
- 天皇とその治世を簡潔な年代順に配列している。
- 江戸時代の歴史叙述に典型的な、伝説的資料と文書記録の混合を示す。
- ティチングの翻訳後、19世紀ヨーロッパにおける日本研究の史料となった。
- 君主一覧、儀礼の日付、徳川時代の日本の学者が歴史をどのように整理したかの研究に、現在も参照される。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com 日本王代一覧(日本の君主一覧表) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/70165
出典
- books.google.com : The American Cyclopaedia: a Popular Dictionary of General Knowledge,
- books.google.com : Dictionnaire des orientalistes de langue française, p. 542