日本書紀(日本紀)― 日本の年代記
720年に成立した奈良時代の権威ある年代記。日本書紀は神話、天皇の記録、初期の対外関係を伝え、日本の古代史と神道の伝統を知るための重要な史料である。
概要
『日本書紀』(にほんしょき、別名『日本紀』)は、720年に完成した、日本最古かつ最も重要な歴史年代記の一つである。奈良時代に朝廷の権威のもとで編纂され、神々の伝説的な起源、天皇の系譜、日本の初期の政治・外交に関する出来事を記録する。東アジアの文化圏で広く読まれることを意図し、漢文で記された。
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5 画像編纂と構成
本書は複数の巻から成る、編年体と伝記的記述を組み合わせた構成をとる。冒頭部には天地創成神話や、天照大神・須佐之男命など主要な神道の神々の事績が収められ、後半の巻では君主と宮廷の出来事が年代を付して記述される。編纂者は古い記録と口承を引用し、同じ出来事について異なる伝承を併記することもあった。
主な特徴
- 同時代の一部の文献で用いられた音韻的な日本語表記ではなく、漢文で書かれている。
- 神話と歴史を結び付け、神話時代からより確実な年代をもつ出来事へと移行する。
- 国家の公式史書として編纂され、中国の史書の形式を手本とした。
- 朝鮮半島および中国との外交的接触について、詳しい記録を含む。
歴史的重要性
『日本書紀』は、日本古代史研究の基礎史料である。支配者の系統を神々の祖先へと結び付けることにより天皇権威の正統化に寄与し、宮廷儀礼と歴史叙述の枠組みを提供した。後の公式な歴史書は同じ伝統から発展し、それらは総称して六国史と呼ばれる。
信頼性と利用
現代の歴史家は『日本書紀』を慎重に扱う。初期の部分は神話的である一方、後代の記述はより歴史的に妥当と考えられる内容となる。年代や出来事を検証するため、考古学的資料や国外の記録が本文と併用される。こうした複合的な性格にもかかわらず、本書は西暦最初の数世紀における政治的展開、宗教史、近隣諸国との日本の関係を復元するうえで不可欠である。
特筆すべき相違点
『日本書紀』は、より早く編纂された『古事記』とは、言語、範囲、目的の面で異なる。『古事記』は日本語の話し言葉に近い形で編まれ、神話と系譜を重視する。これに対し『日本書紀』はより長大で体系的であり、国内における正統化と国際的な儀礼の双方を意識して作られた。両書はともに、日本の初期の歴史と神話の記録を支える中核をなしている。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com 日本書紀(日本紀)― 日本の年代記 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/70166
出典
- commons.wikimedia.org : Nihon Shoki