ルーブルとは:ロシア・ベラルーシの通貨単位と歴史、コペイカの概要
ルーブルの起源と変遷、ロシア・ベラルーシでの現状、コペイカの仕組みまで歴史・通貨事情を分かりやすく解説。
ルーブル(ロシア語: рубль)は、東欧の一部の国で使われる通貨単位の名称です。歴史的には、まず帝政ロシアの通貨として使われ、その後はソビエト連邦の通貨(ソビエト・ルーブル)としても流通しました。日本語では「ルーブル」と表記されることが一般的で、「ルビー」という表記は誤りです。
現在では、主にロシア(ロシア・ルーブル)およびベラルーシ(ベラルーシ・ルーブル)が「ルーブル」を通貨単位として使用しています。加えて、国際的に独立が広く承認されていない地域では、アブハジアや南オセチアではロシア・ルーブルが事実上の通貨として用いられています。ロシアの通貨コードは「RUB」、ベラルーシの新しい通貨コードは「BYN」で、ロシアでは2013年に正式な通貨記号「₽」が導入されました。
単位の下位はコペイカ(ロシア語: копейка)で、1ルーブルは100コペイカに相当します(1 рубль = 100 копеек)。日常的にはコインや紙幣が用いられ、代表的な硬貨としてはコペイカの小額硬貨や、ルーブル硬貨(1ルーブル、2ルーブル、5ルーブル、10ルーブルなど)、高額紙幣としては数十~数千ルーブルの券種が流通しています。各国や時期によって発行される額面やデザイン、素材は変化します。
歴史的には、ルーブルという名称は中世に遡る重量単位に由来し、銀を「切り分けた(ロシア語で“рубить”=切る)」塊を意味していたとされます。帝政期を通じて金属貨幣や紙幣の体系が整備され、ソビエト時代にはソ連全域で統一通貨として流通しました。ソビエト連邦崩壊後、旧ソ連圏の国々はそれぞれ独自通貨へ移行したものの、ロシア・ルーブルの影響は残り、いくつかの地域や国で「ルーブル」の名が使われ続けました。
近年では、経済情勢やインフレーションに伴う「改称(デノミネーション)」や通貨改革が行われることがあり、たとえばロシアは1998年に、ベラルーシは2016年にそれぞれ通貨単位の整理や新通貨コードの導入などの措置を行っています。こうした変化によって紙幣・硬貨の額面や名称、換算率が変わるため、歴史的・地域的な差異に注意が必要です。
補足として、ルーブルやコペイカに関する具体的な硬貨・紙幣の種類、流通状況、為替レートなどは時期によって変動します。現行の貨幣体系や最新の為替情報を確認するときは、各国の中央銀行や信頼できる金融情報源を参照してください。

2013年に発行された100ロシアルーブル、ソチオリンピック2014を記念して印刷されました。
_front.jpg)
2006年発行の5000ロシアルーブル
百科事典を検索する