シャーエバングラ・クリケット・スタジアム(Sher-e-Bangla National Cricket Stadium、略称 SBNS)は、バングラデシュのクリケット専用競技場です。通称は「ミルプール・スタジアム」とも呼ばれ、所在地はダッカのミルプールにあります。収容人数は約26,000人で、国内でも最大級のクリケット専用スタジアムの一つです。スタジアムの名称は、バングラデシュの指導者であるA. K. Fazlul Huq(通称 Sher-e-Bangla=「バングラの虎」)に因んで名付けられました。

概要

SBNSは、バングラデシュ代表チームの主要なホームグラウンドであり、国内リーグや国際大会の重要会場として機能しています。ピッチは一般的にバランスの取れた性質を示しますが、状況によってはスピナーが活躍しやすい傾向が見られることもあります。スタジアムにはナイトゲーム対応の照明設備(フラッドライト)、メディアセンター、選手用ロッカールーム、観客用のVIPボックスや一般席、練習用ネット設備など国際基準の施設が整っています。

歴史と整備

もともとミルプール地区に存在した競技施設を拡充・改修する形で整備され、2000年代にかけて国際試合を開催できる規模・設備が整えられました。2000年代中頃の大規模な改修以降、バングラデシュ国内および国際大会の主要会場として定着しています。スタジアムはバングラデシュクリケット委員会(BCB)の本拠地に近く、国内クリケットの運営拠点とも連携しています。

主な大会・試合

このスタジアムでは、バングラデシュのファーストクラス、テスト、ODI、T20(2020)および女子クリケットの試合が開催されています。国内のプロリーグであるBangladesh Premier League(BPL)の多くの試合や、ICC主催・主管の国際大会の会場にもなってきました。過去にはクリケット・ワールドカップやアジアカップなどの国際大会でも使用され、バングラデシュ代表のホームマッチが数多く行われています。

アクセスと利用上の注意

スタジアムはダッカ中心部から道路でアクセスしやすい場所にあり、公共交通機関やタクシーでの来場が一般的です。大会開催時は周辺道路が混雑するため、公共交通の利用や早めの来場を推奨します。大規模イベント時には入場規制やセキュリティチェックが実施されるため、手荷物や所持品については主催者の案内に従ってください。

その他

シャーエバングラ・クリケット・スタジアムは、バングラデシュ国内クリケットの発展において重要な役割を果たしており、今後も国際試合や国内リーグを通じて多くの試合が行われる見込みです。施設整備や観客サービスの向上も継続的に図られており、訪れる観客にとって快適な観戦環境の提供が進められています。