統一の像(Statue of Unity)は、インドの独立運動や統一に貢献した指導者サルダール・ヴァラッブバイ・パテルを記念して建てられ、2018年10月31日に一般公開・除幕されました。設計は彫刻家のラーム・V・スータル(Ram V. Sutar)で、インド政府とグジャラート州が主導した大型プロジェクトとして整備されました。総工費は約2,989億ルピー(約4億3,000万米ドル)と報告されています。
概要
像はグジャラート州ナルマダ地区のケヴァディア(Sadhu Bet/サドゥ・ベット島)に位置し、周辺は観光インフラを含む「Ekta Nagar(旧:Kevadia Colony)」として開発されました。像の高さは182メートルで、建造当時は世界で最も高い像として注目を集めました。像の背後にはサルダール・サロバー・ダム(Sardar Sarovar Dam)があり、展望台からはダムと周辺の景観を一望できます。
設計・構造
- コアは鉄筋コンクリート(RCC)で形成され、外装は鋼製フレームの上に銅板で覆われています(銅メッキ/ブロンズ外装)。
- 像内には高さ153メートルの展望台があり、約200名の同時入場が可能です。展望台からはサルダール・サロバー・ダムや周辺の景色が見渡せます。
- 耐風設計は最大風速60メートル/秒に対応し、地震にも耐える構造となるよう設計されています。
- 建造に用いられたコンクリート量や資材は膨大で、コア構造に用いられたセメントは約22,500トンとされています。外装用の鉄鋼材や銅板の一部は、国内各地から寄贈・調達された鉄製品や農機具などを再利用して集められました。
建設と運営
主要施工はインドの大手建設会社Larsen & Toubro(L&T)が担当し、設計・製作・据付けに多数の技術者・職人が従事しました。報道では約700人の職人が製錬・鋳造工程に関わったとされています。像の管理・保存のために「Sardar Vallabhbhai Patel Rashtriya Ekta Trust」という信託組織が設立され、周辺の観光整備や運営、記念施設の管理を担っています。
観光情報と周辺施設
像周辺は観光地として整備され、訪問者向けのビジターセンター、博物館、庭園、宿泊施設、交通アクセスの改善などが進められています。展望台への入場は有料で、訪問には事前予約やチケット購入が必要となる場合があります。訪問を計画する際は公式情報や現地の案内を確認してください。
注:数値や施設の利用方法、料金などは時期によって変更されることがあります。最新の情報は公式発表や現地案内を参照してください。