バットマン オリジナル・ムービー(1966年)|テレビシリーズの劇場版
1960年代のキャンピーなテレビシリーズを映画化した1966年の長編作品。アダム・ウェストがバットマンを演じ、往年の悪役たちが集結する。番組の色彩豊かでコミカルな調子を大スクリーンへ移した。
概要
『バットマン オリジナル・ムービー』(1966年)は、人気を博した1960年代のテレビシリーズ『バットマン』を劇場向けに映画化した作品である。テレビ番組が人気の絶頂にあった同年に公開され、同作特有の冗談めいた語り口を保ちながら、映画館向けにアクションの規模を広げた。主役のバットマンはアダム・ウェスト、ロビンはバート・ウォードが演じ、テレビ版の出演者や華やかな視覚表現の多くを引き継いでいる。
画像ギャラリー
5 画像出演者と主要人物
- アダム・ウェスト:バットマン/ブルース・ウェイン
- バート・ウォード:ロビン/ディック・グレイソン
- リドラー(シリーズのレギュラー)
- ペンギン(シリーズのレギュラー)
- キャットウーマン(テレビシリーズから配役が変更された)
本作では、テレビシリーズを象徴する複数の敵役が長編映画1本分の筋書きに集結する。これにより、エピソード形式では難しかった、より手の込んだ見せ場、ガジェット、映画的な演出が可能になった。
製作と背景
劇場の観客に向けて製作された本作は、シリーズが当時収めていた成功を生かすために作られた。制作者たちは、鮮やかな色彩、躍動的なカメラワーク、コミックブック風の様式を維持し、戦闘場面の擬音語キャプションや玩具のような美術デザインも取り入れた。注目すべき製作上の変更の一つは、それ以前のテレビ版エピソードとは異なるキャットウーマンの配役であった。
作風・主題・評価
テレビ版を起源とする作品らしく、本作は写実性や暗い主題よりも、風刺、ドタバタ喜劇、そしてスーパーヒーローの約束事を愛情を込めてパロディ化することに重点を置く。当時の批評家と観客の評価は分かれ、キャンピーな魅力を楽しむ者がいる一方、軽薄な作品として退ける者もいた。時を経て、本作は1960年代ポップカルチャーの重要な遺物であり、同時代のコミックブック映画化の手法を示す目立った例として再評価されている。
遺産と特筆すべき点
1966年の本作は、テレビという小さな画面で生まれた現象を、その美学とユーモアを保ったまま長編映画へ移し替えた点で、現在も注目される。後年のスーパーヒーロー作品におけるノスタルジックまたはアイロニカルな表現にもその影響を見いだすことができ、コミックブック媒体におけるトーンや翻案を論じる際の参照点として残り続けている。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com バットマン オリジナル・ムービー(1966年)|テレビシリーズの劇場版 Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/9381