サマースラム(SummerSlam、2006年)は、ワールド・レスリング・エンターテイメント(WWE)が主催するペイパービュー・イベントで、2006年8月20日にボストン(マサチューセッツ州)のTDバンクノースガーデンで開催されました。これはWWEによって開催された19回目のSummerSlamであり、2006年に復活したECWブランドを初めてペイパービューでフィーチャーした大会でもありました。
大会の背景
2006年、WWEは従来のRaw、SmackDown!に加え、復活したECWを公式ブランドとして再立ち上げしました。これに伴い、SummerSlam 2006は三つのブランドから選ばれた選手たちが一堂に会する形となり、それぞれのブランドを代表するタイトル戦や対抗戦が組まれました。大会は当時の主要ストーリーラインを反映しており、チャンピオンシップの防衛戦や派閥・マネジメントによる介入が試合結果に大きく影響したのが特徴です。
主な試合結果
- Raw: エッジがジョン・セナを破り、WWE王座の防衛に成功しました。試合終盤、レフェリーの視線が外れた隙にリング外からの介入があり、エッジはブラスナックルでセナの後頭部を殴打してピンフォールを奪いました。これによりエッジは王座を保持しました。
- SmackDown!: バチスタとキング・ブッカーの試合でした(世界ヘビー級王座決定戦)。試合中にクイーン・シャルメルが介入したことで反則(失格)となり、バチスタが失格勝ちとなりました。タイトルは反則で移動しないため、王座の移動は起きませんでした。
- ECW: ビッグ ショーが ECW 世界選手権のための極端なルールの試合で Sabu を破り、王座の防衛に成功しました。ビッグ・ショーは試合終盤にサブをテーブル越しにチョークスラムするなどの攻撃でピンフォール勝ちを収めました。
大会の評価とその後
SummerSlam 2006は、ECWがレギュラーブランドとして復活した直後の大規模イベントとして注目を集めました。主要試合のいくつかは介入や反則による決着となり、賛否が分かれる結果にもなりましたが、それぞれの結果は以降のテレビ番組での続編や新たな抗争へとつながっていきました。特にエッジとジョン・セナの抗争は大会後も続き、王座を巡るストーリーラインの中心になりました。
この大会は、当時のWWEのブランド間構造やキャラクター運用、物語作りの特徴をよく示すイベントとして現在も振り返られます。