テイク・ザットは、マンチェスター出身のイギリスのボーイズバンドです。1989年に結成(プロとしての本格的な活動は1990年頃から)され、当初の活動期間である1990年代前半から解散する1996年までの間に、1900万枚を含む多くのレコードを売り上げ、一躍国民的な人気を得ました。グループの中心は作詞作曲とリードボーカルを務めるゲイリー・バーロウで、ダンスとハーモニーを生かしたパフォーマンスが特徴です。キャリア全体ではさらに多くのセールスをあげており、世界で数千万枚のアルバムセールスを記録しています。
メンバー(主な変遷)
- ゲイリー・バーロウ(Gary Barlow) — リードボーカル、ソングライティングの中心
- マーク・オーウェン(Mark Owen) — ボーカル、ソロでも活動
- ハワード・ドナルド(Howard Donald) — ダンス、ボーカル、バンドのダイナミクスに貢献
- ジェイソン・オレンジ(Jason Orange) — 初期メンバー、2014年9月に脱退
- ロビー・ウィリアムス(Robbie Williams) — 後に加わりソロで大成功。グループ在籍は途中離脱・復帰を繰り返した
活動と代表曲
1990年代前半、テイク・ザットは「Pray」「Relight My Fire(feat. Lulu)」「A Million Love Songs」などのヒットで人気を確立し、1995年には国際的な大ヒットとなった「Back for Good」や「Never Forget」で頂点を迎えました。1996年に一度解散した後、メンバーはソロ活動や俳優業などに進み、特にロビー・ウィリアムスはソロアーティストとして世界的な成功を収めました。
再結成以降
2006年にロビーを除くメンバーで再結成し、シングル「Patience」やアルバム『Beautiful World』で見事に復活を遂げました。その後のツアーやシングルで再び大規模な人気を博します。2009年にロビーの復帰が発表され、2010年のアルバム『Progress』では再び5人での作品を発表し、英国チャートで大きな反響を呼びました。しかしロビーは後に再び脱退し、2014年にはジェイソン・オレンジがグループを離脱。結果としてテイク・ザットはゲイリー、マーク、ハワードの3人編成となりました。
3ピース体制では2014年に7枚目のオリジナル・アルバム『III』をリリースし、その後も2017年の『ワンダーランド』、2018年のリワーク&ベスト盤的作品『オデッセイ(Odyssey)』などを通じて活動を継続しています。
影響と評価
テイク・ザットは1990年代のUKポップシーンを代表する存在であり、ボーイズバンドという枠を超えた楽曲の質とステージングで高い評価を受けています。ソロとして成功したメンバーを多数輩出したこと、再結成後も商業的・批評的に成功を収めたことから、英国ポップの重要な存在として今日まで影響を与え続けています。