北朝鮮の標準時と歴史:UTC+08:30からUTC+09:00へ戻した経緯

北朝鮮の標準時変遷を解説:2015年のUTC+08:30採用から2018年のUTC+09:00復帰までの背景と影響をわかりやすく紹介。

著者: Leandro Alegsa

北朝鮮の時刻は韓国標準時(KST)で、協定世界時(UTC)より8.5時間進んでいます。協定世界時(UTC)が16:00の場合、北朝鮮では翌日の1:00となります。北朝鮮は夏時間を観測したことがありません。

歴史と経緯

北朝鮮は近年、標準時を変更した経緯があります。2015年から2018年までの期間、北朝鮮はUTC+08:30を採用していました。この時期に採用された標準時は「平壌時間(Pyongyang Time)」と呼ばれ、隣国の韓国や日本より30分遅れる設定でした。

  • 2015年の変更:2015年に当局が発表し、北朝鮮は従来の時刻から30分戻してUTC+08:30を採用しました。政府側はこれを植民地時代の影響からの独立を象徴する措置と説明しました(「平壌時間」として紹介されました)。
  • 2018年の再統一:2018年5月、南北首脳会談などの和解ムードの中で、北朝鮮はソウルや東京と同じUTC+09:00に戻すことを決定しました。実施は2018年5月4日23:30に時計を30分進める形で行われ、以降は韓国標準時(KST)と一致しています。

理由と影響

標準時の変更は単に時間を合わせるだけでなく、政治的・象徴的な意味合いを持つことが多いです。2015年のUTC+08:30採用は「植民地支配からの決別」を象徴する意図が指摘されました。一方、2018年のUTC+09:00への復帰は、南北間の協力と交流を円滑にするため、鉄道・交通・通信など実務上の利便性を高める狙いがありました。

現在の状況

現在、北朝鮮はソウルや東京と同じくUTC+09:00を標準時として使用しています。夏時間(DST)は導入されておらず、季節による時刻変動はありません。

要約:北朝鮮は一時期(2015–2018年)にUTC+08:30(平壌時間)を採用していましたが、2018年5月の決定によりUTC+09:00(韓国標準時)に戻され、現在はソウル・東京と同じ時刻帯を使っています。



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