MRTトゥアス・リンク駅(EW33)|シンガポール最西端の終点駅:概要とアクセス
MRTトゥアス・リンク駅(EW33)—シンガポール最西端の終着駅。低位ホームの特徴やラッフルズ・マリーナ、トゥアス・チェックポイント/セカンドリンクへのアクセスを解説。
MRTトゥアス・リンク駅(EW33)は、シンガポールのトゥアスにあるイースト・ウェスト線の地上駅であり、MRTの最西端の駅である。
トゥアス・リンク駅は、トゥアス・ウエスト・エクステンション(Tuas West Extension)の終端駅として整備され、2017年6月に開業しました。終点駅として折り返し運行が行われるため、列車ダイヤや運行形態は他の途中駅と若干異なる場合があります。
駅構造・設備
この駅は地上に位置する駅で、特徴的なのはホームが駅管理室や改札、発券機などのあるコンコースより低い位置に設置されている点です。そのため、改札を通ってからホームへ階段やエスカレーターで降りる形になります。
- プラットフォーム:複数の乗降口を備えたホーム(線路2本)で、終点として折り返し設備がある構造です。
- バリアフリー:エレベーター、エスカレーター、車椅子対応のアクセス経路が整備されています。
- 乗り換え・接続:駅前にバス停・タクシー乗り場があり、トゥアスの工業地帯や周辺施設へのアクセスに利用されます。
- 案内表示・安全設備:駅構内には英語と中国語などによる案内表示、安全柵(設置されている区間あり)、防犯カメラなどが配置されています。
周辺とアクセス
トゥアス・リンク駅の周辺には、マリーナ施設や工業地区、国境に関係する施設が点在しています。駅から徒歩で行ける代表的な場所として、ラッフルズ・マリーナなどがあります。また、駅から比較的近い位置にトゥアス・チェックポイントやマレーシア・シンガポール・セカンド・リンク(Second Link)へのアクセス道路がありますが、以下の点に注意が必要です。
- トゥアス・チェックポイントは原則として車両用の検問所に指定されており、一般の旅行者が駅から徒歩で検問所を通過して国境を越えることはできません。
- マレーシアへ行く場合は、車両(自家用車・タクシー)や国際バスなど、許可された交通手段を利用する必要があります。徒歩での国境通過は制限されていることが多いため、事前に移動方法を確認してください。
- トゥアス周辺は主に工業地域であり、通勤時間帯に混雑が集中します。平日のラッシュ時は駅周辺のバスや歩行者の流れが増えるため、時間に余裕を持って移動することをおすすめします。
利用上のポイント
- 工業地帯に位置するため、駅周辺の店舗や飲食施設は中心市街地ほど多くありません。必要な買い物や休憩は市街地で済ませておくと安心です。
- 終点駅のため列車の折り返し時間や運用上の変更が発生することがあります。特に深夜や早朝に利用する場合は時刻表や運行情報を事前に確認してください。
- 徒歩での国境越えができない点を踏まえ、マレーシア方面への移動計画は交通手段を明確にしておくことが重要です。
以上がMRTトゥアス・リンク駅(EW33)の概要とアクセスに関する主な情報です。駅はトゥアスの西端に位置し、工業地帯への通勤やマリンエリアへのアクセスの拠点として利用されています。
歴史
MRTトゥアス・リンク駅は、MRTイーストウエストラインのトゥアス・ウエスト・エクステンションの他の部分とともに、2011年1月11日にレイモンド・リム運輸大臣によって初めて発表されました。2012年5月4日、ルイ・タック・ユー運輸大臣により、当駅でトゥアス・ウェスト・エクステンションの着工式が行われた。開通後は、1日10万人以上の通勤客が利用する見込みです。
新信号システムの設置のため、駅の開業が2016年から2017年第2四半期に延期されました。同駅とTuas West Extensionは2017年6月18日に営業を開始した。
Joo Koon駅での列車同士の衝突事故により、2017年11月16日から19日にかけてGul CircleからTuas Link間の駅が一時的に閉鎖されました。2017年11月20日、Gul CircleからTuas Linkへの列車の運行は再開されましたが、Joo KoonとGul Circle間の列車の運行は、信号装置のメンテナンス作業を促進するため、2018年半ばまで停止される予定です。

MRTトゥアス・リンク駅が完成間近
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