いつも2人で(1967年の映画)
スタンリー・ドーネン監督、オードリー・ヘプバーンとアルバート・フィニー主演。非線形的な回想を通じて長年にわたる関係を描く、1967年のロードムービー。
概要
いつも2人では、スタンリー・ドーネンが監督した1967年の長編映画であり、コメディとドラマの要素を融合している。オードリー・ヘプバーンとアルバート・フィニーが演じる夫婦が、南フランスを旅する物語である。幾度もの自動車旅行と、その間に挿入される記憶によって構成され、長い年月にわたる二人の関係の変遷をたどる。旅というモチーフを用いて、時間、愛情、そして不和を探究する作品である。
画像ギャラリー
5 画像構成と主題
本作は直線的な筋立てではなく、エピソード的な場面とフラッシュバックを用い、夫婦生活の異なる時点を対比させる。扱われる主題には、パートナーシップのなかでの自己認識の調整、記憶の持続、偶然の出会いや個人的な選択が人生をいかに変えるかという問題が含まれる。軽妙なユーモアと哀感のある調子が交互に現れ、歯切れのよい会話と、主観的な体験を際立たせる編集の切り替えによって支えられている。
製作と作風
フランスの田園地帯や海岸地域で大部分がロケ撮影された本作は、洗練された衣装、美しい道路上の場面、ロマンスと皮肉の双方を強調する音楽など、スタイリッシュな製作面で注目される。時代や気分の間を切り替える映像のリズムは、作品を特徴づける要素となり、当時のより慣習的な恋愛映画とは一線を画すことに寄与した。
出演者と登場人物
- オードリー・ヘプバーン:ジョアンナ・ウォレス役。落ち着きと傷つきやすさを両立させた演技を見せる。
- アルバート・フィニー:マーク役。より気まぐれで情熱的な相手役である。
- 脇役たちは、旅の途中で出会う友人や見知らぬ人々を演じ、作品のエピソード的で旅行記的な性格を補強している。
評価と遺産
公開時、本作はおおむね好意的な批評を受けた。批評家は演技、独創的な編集、そして脚本が感傷に流されず大人の関係を扱った点を評価した。後年には、ロマンティックなロードムービーの影響力ある一例と見なされ、結婚を率直かつ成熟した視点で描いた作品としてしばしば言及されている。機知、情感、形式的な遊び心の組み合わせは、非線形の語りに関心をもつ観客や映画製作者を引き続き惹きつけている。
注目すべき点
本作は親密な人物研究と旅の自由さ、不確実性を結び付け、道路を舞台であると同時に比喩として用いている。断片化した記憶と変動する時間軸を通じて関係性を描く後年の映画にとっても、参照点であり続けている。詳しくは、現代のデータベースなどの資料に掲載された映画ガイドやアーカイブ批評、ならびにフランスを舞台とする映画の地域的・旅を主題とする研究を参照されたい。
関連項目
著者
AlegsaOnline.com いつも2人で(1967年の映画) Leandro Alegsa
URL: https://ja.alegsaonline.com/art/102281