パドヴァ大学(Università di Padova)—1222年創立、イタリア屈指の古学府
1222年創立の名門・パドヴァ大学。古学府の伝統と最先端研究が融合する歴史と学問の殿堂を紹介。
パドヴァ大学(伊 Università degli Studi di Padova, UNIPD)は、イタリア・パドヴァにある大学です。1222年に創設された。ヨーロッパで最も古い大学のひとつであり、イタリアでは2番目に古い大学です。2003年現在、約65,000人の学生が在籍している。
歴史と設立の背景
パドヴァ大学は1222年に、当時の教育の中心地であったボローニャ大学から分かれてきた教員・学生たちによって設立されました。中世以来、自由な学問と自治を重んじる伝統を育み、法学・医学・哲学などで早くから高い評価を得てきました。長い歴史の中で、大学は市と密接に結びついた知的拠点として発展しました。
学術と研究の特色
医学・解剖学・自然科学に強い伝統があり、近代科学の発展に重要な役割を果たしてきました。解剖学や臨床医学の分野では歴史的に多くの先駆的研究が行われ、現在も臨床・基礎研究の双方で国際的に高い評価を受けています。人文科学、社会科学、理工学、農学、獣医学など幅広い学域を擁し、学際的な研究や産学連携も活発です。
キャンパスと主な施設
大学の歴史的中心はパドヴァ市内にある「パラッツォ・ボ」(Palazzo Bo)で、ここには古い講義室や有名な解剖学劇場(Teatro Anatomico)、歴史的な講堂が残されています。ほかにも実験施設や図書館、現代的なキャンパス施設が市内外に点在しています。植物学庭園(Orto Botanico)は1545年に設立された大学付属の植物園で、大学の長い自然科学研究の伝統を象徴する施設です。
著名な教員・卒業生
パドヴァ大学に関わった人物には、数学・物理学のガリレオ・ガリレイ(1592–1610に教鞭をとった)や、解剖学・医学に貢献したアンドレアス・ヴェサリウスなど、ヨーロッパ科学史に名を残す学者が含まれます。また、エレナ・ルクレツィア・コルナーロ・ピスコピアは1678年にこの大学で学位を取得し、近代ヨーロッパで最初の女性大学卒業者の一人として知られています。
国際性と評価
パドヴァ大学は長い伝統と豊富な研究実績を背景に、ヨーロッパ内外の大学との交流・共同研究を活発に行っています。留学生や国際的な研究者も多く受け入れており、エラスムス(Erasmus)等の交換プログラムや英語による学位課程も提供されています。歴史的価値と現代的な研究力を兼ね備えた大学として、国内外で高い評価を受けています。
学びの環境と入学情報
学部教育から大学院・博士課程まで幅広いプログラムがあり、学際的なコースや実践的な研修機会も充実しています。入試・履修・学費などの最新情報は公式ウェブサイトや大学の案内を参照するのが確実です。多様な分野での研究機会と、歴史ある学術的伝統を体験できるのがパドヴァ大学の大きな魅力です。
歴史
この大学は、1222年に学生や教授がボローニャ大学を離れて設立されたと言われている。彼らは学問の自由('Libertas scholastica')を求め、ボローニャ大学を離れたのである。最初に教えられた科目は、法律と神学であった。1399年には、民法やカノン法を教える「イウリスタルム大学」と、天文学、弁証法、哲学、文法、医学、修辞学を教える「アルティスタルム大学」に分離された。
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